仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2010年09月18日
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 民主党の代表選に勝利した菅改造内閣が昨日、皇居での閣僚認証式を経て発足したのだが、菅首相は民主党政権発足後の1年間を振り返り「試行錯誤を繰り返した」とした上で、これを教訓に「具体的な事柄を実行していく『有言実行内閣』を目指す」と表明したそうなのだ。そしてこれからの第1の課題として景気・雇用対策を挙げ、「経済に関しては一歩たりとも緩めることはできない」と力説したそうなのだ。また、菅首相は我々国民が気にしている消費税を含む税制の抜本改革に関し「社会保障と財源を一体的に議論する場を超党派でつくることが可能なら、他党と話し合いたい」と強調していたのだ。自民党など野党との連立の可能性については「あり得ない、考えないということではなく、まずは政策的な協議を進めることから努力する」と新内閣発足時の記者会見で語ったそうなのだ。

 初閣議では「昨年の政権交代の原点に立ち返り、国民に約束した政策を政治主導・官邸主導で実現する」とした内閣の基本方針を決定したのだが、経済・財政・社会保障の一体的立て直しに取り組むため「直近の円高・デフレ状況に緊急な対応を行う」ことも新閣僚は確認したそうなのだ。菅首相は組閣にあたっては、仙谷由人官房長官や野田佳彦財務相らを留任させ、民主党幹事長に外相の岡田克也氏を起用し、後任の外相に国土交通相の前原誠司氏を横滑りさせるなど、党と内閣の要職に小沢一郎元幹事長と距離を置く実力者を据えたのだ。(人気者の蓮舫参議院議員も留任しているのだが…)一方で、小沢氏の議員グループからは閣僚に一人も登用しないなど、「脱小沢」路線を一層鮮明にしており、菅首相が代表選挙の時に言っていた「挙党体制」には程遠い内容になっているのだ。

 仙谷官房長官は閣僚名簿発表の記者会見で「本格的な菅内閣が再スタートを切る。日本の困難な状況を切り開いていく改革を根底から進めるための改造人事だ」と強調したそうで、担当となった大臣は「しっかり取り組みたい」と意欲を見せるが、省庁などからは「大臣がコロコロ代わってばかりで…」と苦言も聞かれるそうなのだ。(そういえば自民党政権末期にもそのようなことになっていたようなのだが…)兼務する大臣も多く関係者からは「片手間にならないで」との注文も付いたそうなのだ。それとは別に菅首相は、小沢氏に代表代行ポストを打診した際に「長い間、選挙などの先頭に立って体力を消耗したので、しっかり支えるからポストは勘弁してほしい」と断られたことを明らかにしたそうなのだ。菅首相自身も記者会見で言っているように、これからの副大臣や政務官といった数多くの役割を決めるのを見て、本当に代表選前に言ってきたことができるのか判断することになるだろう。

 さて、私にとってはけっこう意外なけっかだったのだ。私は代表選には小沢氏が勝つと思っていたからだ。というよりも、小沢氏が負ける戦いをしない人だというふうに私は思っていたところがあって、その小沢氏があえて勝負に打って出た以上、当然勝つのであろうと思っていたのだ。(このことはマスコミなども「初黒星」などと言っていたのだが…)小沢氏にはどういう訳か「絶対に負けない」と思わせるオーラを身にまとっている政治家だったと私は思っているのだ。田中角栄氏の秘蔵っ子としてデビュー以来ずっとそうだったのだが、どの政党のどの派閥に居た時も、心臓病で倒れた時や、実際に負けた時でさえそのようなイメージができていたのだ。これからどのようなことをするのかはわからないが、こちらのほうも「挙党体制」を忘れないでもらいたいものなのだ。





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最終更新日  2010年09月18日 01時34分32秒
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