仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2010年09月23日
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 今晩は旧暦の8月15日で「中秋の名月」なのだが、私の住んでいる松山市は秋雨前線が本州の南岸に停滞してしまい、その秋雨前線上を低気圧が東へ進む関係で雲が多く、せっかくの名月を鑑賞できなかった。もっともこの雲の多い天気は全国的なもののようで、天気予報によると名月を見ることができるのは、秋雨前線が離れる北海道だけとなりそうなのだ。この時期はむかしから台風や秋雨前線の影響で晴天率が低かったようで、江戸時代の書物にも「中秋の名月、十年に九年は見えず」と記述があるほどだそうなのだ。(実際には関東地方などでも「中秋の名月」を鑑賞できたところはあったそうなのだが…)

 それにつけても今年の暑さは異常で、昨日も愛媛県内は高気圧に覆われて晴れており、最高気温が35度以上と観測を始めてから最も遅い猛暑日を記録したそうなのだ。(今時の平年気温が26度くらいだそうだから、10度近く高い気温になっているのだ…)これまでで最も遅い猛暑日は9月12日だったそうなのだが、この記録もあっさりと更新したそうなのだ。今年は東京でも猛暑日の記録を更新したそうなのだが、それでも昨日には気象庁から秋から冬にかけての天候の予報が発表されており、その長期予報によって、ざっくりと秋から冬にかけての天候の傾向をまとめると、
   紅葉の見ごろは遅めなのに、秋は短め。
   初冬から寒くて、冬の期間は西回りで寒気が流れ込みやすくなりそう。
   北日本日本海側は平年より雪の降る日が少なめ
となりそうなのだ。

 今日が「中秋の名月」ということで「お月見」ということになるのだが、月見は日本では特に旧暦の8月15日と、同じく旧暦の9月13日にすることになっているのだ。前者の夜または月の状態を「十五夜」として、後者のを「十三夜」と呼んで、一秋に二度月を鑑賞することにしているのだ。中国や日本では単に月を愛でる習慣であれば古くからあり、日本では縄文時代頃から「お月見」はあると言われているのだ。それが中国大陸から仲秋の十五夜に月見の祭事が伝わると、平安時代頃から貴族などの間で観月の宴や、直接月を見るのではなく船などに乗って、水面に揺れる月を楽しむ「舟あそび」などを行うようになって、歌を詠んだり酒宴を催したそうなのだ。(その習慣が現在にも残っているのだが…)

 この秋に月を愛でることは天文学上でも正しいみたいで、北半球では太陽と月の角度が観月に最も明るく良い時節になるというのだ。その観月のルーツである中国本土や台湾など中華文化圏では「十五夜」を「中秋節」として盛大に祝うそうで、「中秋節」は祝日となっており当日は月餅を食べながら月を観るというのだ。日本では月が見える場所などに、すすきを飾って月見団子・里芋・枝豆・栗などこの秋に収穫されたものを盛った「お月見料理」で、御酒を供えて月を眺めているのだ。もっともこの「お月見」という習慣は東洋だけのものらしく、ヨーロッパでは満月は人の心をかき乱し、狂わせるものである考え方があり、月の女神が死を暗示していたり、月を見て狼男に変身したりするなどに現れているそうなのだ。





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最終更新日  2010年09月23日 03時11分46秒
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