仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2011年12月05日
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   公共事業の受注をめぐり技術競争の成否を分ける要素は何ということなのだが、少し乱暴に言ってしまえば第一に技術提案力で、第二に官が行う検査の成績評定の得点で、そしてここに来て重みを増しつつあるのが第三のコミュニケーション力と言われているのだ。次元の異なる三つの要素を横並びにするのはやや無理があることなのだが、それだけ注意を払う必要があるという意味であえて第三の要素に コミュニケーション力を加えるそうなのだ。このことは総合評価落札方式の入札の抜本的な見直しを進めている国土交通省においては、技術提案の評価に差が付きにくくなっている現状を踏まえ、従来の施工計画や技術提案に代えてヒアリングなどで施工能力を評価することを 検討しているようなのだ。

  この入札要件の変更は来年の3月までに新たな総合評価落札方式の制度設計を終え、来年度から 導入する方針みたいで、技術提案力より住民等との対話力等のヒアリング対応力が重要になる可能性があるというのだ。成績評定では建設コンサルタント業務にコミュニケーションのよしあしを直接評価する項目があるのだが、工事には今までそのような項目はなかったのだ。しかしこれからの建設業の使命として、発注者や近隣住民との間で良好なコミュニケーションを図ることを行い、品質や工程などに良い影響を与え成績評定点は上向かせるような方針になるみたいなのだ。

  建設業の職人というとどうしても口下手でも、淡々と質の高い仕事をこなしていけばいいと考える技術者もいると思われるのだが、むしろそういう技術者が対話力を磨けばさらに仕事の質が高まる可能性があるそうなのだ。工事現場でも各社が技術向上にしのぎを削った結果、最近では技術提案の評価に あまり差が付かなくなってきているそうで、今後の受注を左右する要素として重みを増してきたのが、技術者の コミュニケーション能力というわけなのだ。優秀な技術提案の中身を発注者に分かりやすく説明して受注を勝ち取るだけでなく、それを住民等に十分説明する能力が公共所業の施工業者には求められる時代になってきたみたいなのだ。 

  受注後も発注者や第三者などとの円滑なやり取りから仕事の品質や効率を高め、成績評定の高得点につなげる。 それができる人材が求められているわけなのだが、技術提案の原稿の棒読みでなく自分の言葉で技術をアピールすることを、 模擬面接で本番に備える建設会社も都会にはあるそうなのだ。 受発注者間の打ち合わせにおいてはタイミングを逃さずに立場を踏まえた提案をおこなって 工程や品質を管理して好成績につなげることが必要になってくるみたいだ。それと第三者への対応 では住民の目線から不満の芽を摘むことによって、 トラブルを抑え発注者の信頼得ることも考える必要が出てくるのだろう。

  それと 対話力を磨くことなのだが、話す力よりまず相手を知る力 口下手な技術者ほど品質や効率を高められる余地があると考えられているみたいなのだ。コミュニケーション能力磨くことで発注者への変更提案や近隣との交渉、工事を円滑に進める対人能力などを身に付けていくことが重要なのだ。総合評価方式が本格導入されている公共事業や、コスト競争の厳しい民間工事でもコミュニケーションの取り方次第で高い評価に繋がることのようで、与えられたことを黙々と実行するだけの現場代理人ではもはや必要な人材とはいえないそうなのだ。高校野球ではないが現場代理人が現場の問題を解決するためのマネジメントの基本を学ぶような時代となってきているのだろう。






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最終更新日  2011年12月05日 01時34分33秒 コメントを書く


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