2014年06月12日
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国土交通省は女性技術者の登用を促すためのモデル工事を東北地方整備局で試行するそうなのだが、対象工事は今月に入札公告した「東根地区上部工工事」という鋼橋の上部工2橋という工事なのだが、工事実施形態の９項に「本工事は、女性技術者の登用を促すため、女性技術者を配置することを参加要件とする試行工事である」として、女性技術者を現場に配置することを入札参加要件とするそうなのだ。国土交通省は太田昭宏大臣が先月に行った衆院国土交通委員会での答弁を受け、今年度中に女性登用型のモデル工事を各地方整備局で1～2件全国で計10件程度を試行する方針を示しているのだが、今回の東北地整の試行工事はその第一弾となるものなのだ。
この「東根地区上部工工事」は東北地整と東日本高速道路会社が建設を進めている東北中央自動車の一部で、山形県東根市に延長63.7mの村山野川橋と延長68.6ｍの白水川橋の2橋を新設するこうじのようなのだ。太田国交相の衆院答弁では女性登用型のモデル工事として造園工事や市街地の土木工事などを例示していたのだが、東北地整では造園工事などの発注件数が少ないことからほかの分野で女性登用の実績のある工事を調査し、工事実績情報システムの「コリンズ」などを活用して過去5年間のデータを調べたところ、橋梁上部工が東北地方だけでなく全国的にも女性登用の実績があることから、近く発注を予定していた「東根地区上部工工事」で試行することに決めたそうなのだ。
この「東根地区上部工工事」では主任技術者・監理技術者・現場代理人・担当技術者といった技術者も含めて、主任技術者や監理技術者を専任で補助する技術者である専任補助者のいずれかに女性技術者を配置することを求めるそうなのだ。東北地整企画部では「入札に参加しやすくするために、女性技術者の配置対象を広めに設定した」としているのだが、女性技術者を配置しても総合評価の加点対象にはしないとしている。今後は各地方整備局でも同様のモデル工事を試行することになりそうなのだが、これらの女性登用型のモデル工事もそうした取り組みでは、「工事の中身や女性技術者に期待する内容などに応じて、案件ごとに入札参加要件が異なる可能性がある」としているそうなのだ。
国土交通省は今年の4月に建設業5団体とトップ会談を行い、今夏をめどに「もっと女性が活躍できる建設業行動計画（仮称）」を共同で作成することを申し合わせており、同時に女性の技術者や技能者を5年以内に倍増する目標も掲げているのだ。そのため主任技術者等の配置予定技術者に女性技術者を入札参加要件とする工事を実施し、建設現場において責任ある立場での女性の登用を促進させるだけでなく、女性の感性が活かされるきめ細やかな施工による品質向上を図るというのだ。そのために女性技能者の現場配置を積極的に取り組み施工に従事させたことが確認できた場合は工事成績で加点評価し、６月にまとめる成長戦略に盛り込み、来年度から順次導入するというのだ。
九州地方整備局では女性の技術者や技能者が働きやすい職環環境の整備も促しており、入札参加企業のうち女性も安心で働きやすい環境づくりである家事・育児・介護、福祉等について、女性が働きやすいよう時差出勤などの支援体制を整えた企業の取り組みを総合評価で加点する試行を実施するとし、女性の働きやすい職場環境づくりを促し工事の品質向上に寄与するというのだ。併せて女性技能者を施工に従事させたことが確認できた場合には工事成績で加点評価するだけでなく、すべての工事を対象に家事や育児・介護などを行う更衣室やトイレなど女性の技術者・技能者が現場で働くために必要な設備を整えた場合は九州整備局が経費を負担するというのだ。
--- On Thu, 2014/6/12, > wrote:
この「東根地区上部工工事」は東北地整と東日本高速道路会社が建設を進めている東北中央自動車の一部で、山形県東根市に延長63.7mの村山野川橋と延長68.6ｍの白水川橋の2橋を新設するこうじのようなのだ。太田国交相の衆院答弁では女性登用型のモデル工事として造園工事や市街地の土木工事などを例示していたのだが、東北地整では造園工事などの発注件数が少ないことからほかの分野で女性登用の実績のある工事を調査し、工事実績情報システムの「コリンズ」などを活用して過去5年間のデータを調べたところ、橋梁上部工が東北地方だけでなく全国的にも女性登用の実績があることから、近く発注を予定していた「東根地区上部工工事」で試行することに決めたそうなのだ。
この「東根地区上部工工事」では主任技術者・監理技術者・現場代理人・担当技術者といった技術者も含めて、主任技術者や監理技術者を専任で補助する技術者である専任補助者のいずれかに女性技術者を配置することを求めるそうなのだ。東北地整企画部では「入札に参加しやすくするために、女性技術者の配置対象を広めに設定した」としているのだが、女性技術者を配置しても総合評価の加点対象にはしないとしている。今後は各地方整備局でも同様のモデル工事を試行することになりそうなのだが、これらの女性登用型のモデル工事もそうした取り組みでは、「工事の中身や女性技術者に期待する内容などに応じて、案件ごとに入札参加要件が異なる可能性がある」としているそうなのだ。
国土交通省は今年の4月に建設業5団体とトップ会談を行い、今夏をめどに「もっと女性が活躍できる建設業行動計画（仮称）」を共同で作成することを申し合わせており、同時に女性の技術者や技能者を5年以内に倍増する目標も掲げているのだ。そのため主任技術者等の配置予定技術者に女性技術者を入札参加要件とする工事を実施し、建設現場において責任ある立場での女性の登用を促進させるだけでなく、女性の感性が活かされるきめ細やかな施工による品質向上を図るというのだ。そのために女性技能者の現場配置を積極的に取り組み施工に従事させたことが確認できた場合は工事成績で加点評価し、６月にまとめる成長戦略に盛り込み、来年度から順次導入するというのだ。
九州地方整備局では女性の技術者や技能者が働きやすい職環環境の整備も促しており、入札参加企業のうち女性も安心で働きやすい環境づくりである家事・育児・介護、福祉等について、女性が働きやすいよう時差出勤などの支援体制を整えた企業の取り組みを総合評価で加点する試行を実施するとし、女性の働きやすい職場環境づくりを促し工事の品質向上に寄与するというのだ。併せて女性技能者を施工に従事させたことが確認できた場合には工事成績で加点評価するだけでなく、すべての工事を対象に家事や育児・介護などを行う更衣室やトイレなど女性の技術者・技能者が現場で働くために必要な設備を整えた場合は九州整備局が経費を負担するというのだ。
--- On Thu, 2014/6/12, > wrote:
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