米プロバスケットボール界の元スーパースターで史上4位の通算3万3643点を記録したコービー・ブライアントと、 13 歳の娘らが乗ったヘリコプターが西部カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の山に墜落し全員が死亡という。NBAで一時代を築きあげたトップスターの事故死に世界中で衝撃が広がったが、世界中に衝撃を与えた訃報に、地で行われた試合で開始と同時に追悼の意を示すバイオレーションを行ったという。試合はティップオフ後に両チームが攻撃せずコービーが現役時代つけていた 8 番と 24 番の背番号にちなみ、8秒バイオレーションと24秒バイオレーションを意図的に犯す形でコービー・ブライアント氏に敬意を示したそうで、選手たちは涙をこらえスタンドのファンは総立ちで拍手を送ったという。
バスケットボールで禁止されている行為にはファウルとバイオレーションの2種類があるが、ボールの扱い方や時間に関するものなどがバイオレーションになる。マジック―クリッパーズ戦では試合開始のティップオフに勝ったクリッパーズが24秒間ボールを保持したまま故意にシュートをせず「24秒バイオレーション」を犯し、対してマイボールになったマジックも自陣から相手陣に入らず「8秒バイオレーション」でボールを返したという。ボールをバックコートで所有しているチームはボールを取った時点から8秒以内にボールをフロントコートに入れないと「8秒ルールバイオレーション」になり、攻めているチームはボールを取った時点から 24 秒以内にシュートをうたなければ「 24 秒ルールバイオレーション」になるのだ。
神戸牛が名前の由来になったことで知られるNBAのスター選手であるコービー・ブライアントが事故死したことを受け、神戸牛の認定団体「神戸肉流通推進協議会」は世界的認知度向上に多大な貢献をしたコービー・ブライアントの早すぎる死にショックを受け弔意を表明したという。関係者によると名前の「Kobe(コービー)」は、NBA選手で旧bjリーグなどの監督も務めた父親のジョー・ブライアント氏が神戸牛を食べた際にあまりのおいしさに感動し、生まれ来る息子に大好物だった神戸ビーフにちなんで「Kobe」と命名したことはあまりにも有名なエピソードなのだ。その縁で「阪神・淡路大震災」から3年後に神戸市役所を訪問し、当時の笹山幸俊市長に「福祉に使ってほしい」と、チャリティー行事で集めた約48万円を手渡している。
コービー・ブライアントは最初の三連覇中に著名人に神戸を世界にアピールしてもらう「神戸大使」に就任しているが、「神戸を励ますことができるのは非常にうれしい」と就任時にメッセージを寄せていたという。 NBA
のスーパースターだったコービー・ブライアントに大使を引き受けてもらった神戸市の手腕はお見事で、
何度か日本を訪れているコービーは、 1998
年夏には自ら神戸にも足を運んで、震災の支援金を市長に手渡すなど、彼の心の中でも名前の由来となった神戸は特別な場所でした。
最初の三連覇中に神戸大使に任命され試合前に任命式が行われている。神戸牛の認定団体「神戸肉流通推進協議会」の事務局谷元哲則局長は「コービーさんの命名のきっかけになったことで、神戸牛の世界的な価値は間違いなく上がりました。本当に光栄なことでしたので、亡くなられたことをニュースで知った時は本当にビックリしましたし、とても残念です。心よりお悔やみ申し上げます」と胸中を明かしたそうなのだ。
NBAを代表するレジェンドのマイケル・ジョーダンは「コービーが亡くなったという悲劇的なニュースにショックを受けている。感じている痛みをうまく表現する言葉がない。コービーが大好きだった。彼は私の弟のようだった」などと悼んだという。ロサンジェルスレイカーズでファイナル 3 連覇を達成した「シャック」ことシャキ―ル・オニールも断腸の思いで胸の内を明かしたそうなのだ。テニスの女子シングルスの大阪なおみもヘリコプター墜落事故で死去したコービー・ブライアントを「親愛なる兄へ」と題したコービー・ブライアントに宛てた手紙形式のメッセージを掲載し、 2 人が肩を組む写真を添えて悼んだという。大坂なおみにとって憧れの存在で昨夏の全米オープンでは関係者席に招いて応援してもらうなど親交が深かったという。
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