仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2023年09月20日
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 それでも日本人間ドック学会理事で東京慈恵会医科大学医学部客員教授の和田高士いしによると、「健康診断を受けるだけで健康になれるわけではありません」と指摘している。和田医師は「健康診断はいわば、自分の学力を確認するための試験のようなものです。受けることでその時点の健康状態を知ることはできますが、ただ受けるだけで健康になれるわけではありません。成績を上げるためには、試験結果を見直して、間違えたところは勉強することが大切ですよね。健康診断も同じように、『異常なし』とならなかった項目は、問題点を確認して、生活習慣の改善や受診、治療につなげていくことが重要です」と語り、その健康診断という機会を自らの健康管理に十分に生かしていくべきだと指摘している。

 私もそうなのだが実際に健康診断の結果を受け取ってみるとよく分からない点も多く、読者アンケートでも「その基準値を超えた数値が一時的なのか、本当に深刻なのかが分からない」とか「要経過観察とあるが、自分で経過をみていればいいのか、受診すべきかが分からない」や「異常値を放置したらどのくらい怖いのかが分からない」などの疑問を挙げる人が多いという。また「そもそも基準値にどれほどの意味があるのか」という声も多く聞かれるそうで、その一因となっているのが検査結果の見方に関する誤解や疑問だという。そして健康診断の基準範囲や判定に関する疑問を解消し健康診断をもっと有意義に活用するために注意が必要で、健康診断の目的や意義だけでなく主な種類など知っておきたい基本があるという。

 健康診断の結果報告には検査項目ごとに「基準範囲(基準値)」が示されているが、この数値内であれば「異常なし」のA判定とされ、基準範囲を外れた場合はB判定やC判定にD判定といった判定結果が記されるのが一般的となっている。普段は漠然と眺めているこの基準範囲だが実際のところ、どのように決められているだろうかなのだが、読者アンケートでも「健康診断を受ける施設によって、数値はほぼ変わらなくても、判定が違うことがある」といった疑問の声も聞かれたという。こうした判定のずれが生じるのはどうしてなのかということや、例えば複数の項目でC判定が出た場合「どちらの異常値がより深刻で、対策を急ぐべきなのか」を知る手がかりはあるのだろうかなどが疑問として残っているという。

 検査項目ごとに示されている基準範囲はどのように決められているかについて解説すると、 「基準範囲とは、一定の条件を満たす健康な人の集団の検査値のうち、極端に高い数値と低い数値の2.5%ずつを除いた、残りの95%の人の数値が含まれる範囲です。医療機関で患者を対象に行われるさまざまな検査には、この基準範囲が用いられますが、健康診断は、健康な人を対象に、今後の重症の病気を予防する目的で行われるため、血圧・血糖・中性脂肪、コレステロールといった生活習慣病に関する項目については、各専門学会で疫学的な観点から定めた『予防医学的閾値』を基準範囲として採用しており、予防医学的閾値は医療機関で用いる基準範囲よりも範囲が狭い、すなわち厳しい範囲になっています」という。





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最終更新日  2023年09月20日 02時10分47秒
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