仁志・多喜馬の戯言日記&戯言通信

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2023年10月21日
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 人の腎臓を精巧に再現したシリコンモデルを作成して尿と結石を詰めバックパックに入れて同僚と2人でディズニー・ワールドを訪問し、その2人の間に腎臓の高さでバックパックをはさんでビッグサンダー・マウンテンに繰り返し乗車したという。尿管結石は腎臓から膀胱までの尿が通る管の中に石ができる病気で、できた石が詰まることによって腎臓で作られた尿が出なくなり腎臓が腫れて大変な痛みが出るそうで、救急外来でよく見られるありふれた疾患も多く、ライフスタイルや遺伝等も影響するといわれているのだが、実は未だにはっきりとした原因はわかっていないという。その痛みは激烈で、原因としては骨から溶け出したカルシウム成分や脱水に長時間の同じ姿勢・激しい運動などが推測されているという。

 この実験では最初は模型ではなく牛や豚の腎臓を使っていたそうだが、家族で楽しむアミューズメント施設には不適切だということで許可されなかったそうなのだが、その実験の結果は先頭座席では排石率が12.5%前後であったのに対し最後部では63.9%の結石が出たという。結石は5mm以上の大きさになると痛みや疼痛が出たり手術が必要になってきたりするのだが、研究グループはジェットコースターによりこの大きさになる前に石を取り除くことができると主張しているという。このほかにも乗馬やインドに伝わる特殊なヨガがいいという報告もあり、いずれも尿路が揺さぶられ振動や重力の力を利用して石を動かし通過を促進して石を出すという考え方なのだが、これに対し専門家の見解は賛否両論あるそうなのだ。

 膀胱がいっぱいになると尿意を感じ排尿中には膀胱の中身が減っていくのを感じるのだが、この臓器の伸び縮みを感じる感覚というのはこれまでよくわかっていなかったという。つまり体内の力学的な刺激を感知する機能が私たちの身体に備わっていることが最近明らかになってきているそうなのだ。私たちの身体は刺激が与えられたときにその刺激は神経を通じて脳に信号として伝わっていくそうで、それは細胞の外側の膜に備わっているイオンチャンネルが働いて細胞内にイオンを透過させ電気の流れを生み出すことによって信号を伝えているという。「メカノセンサー」と呼ばれるこの機能についての研究報告はおしっこが出にくくなったり、逆に頻尿になったりする排尿障害の治療にも役立つ可能性があるとして注目されているそうなのだ。

 この研究チームの中心であるアーデム・パタプティアン博士は組織の歪みを感知するメカノセンサー「PIEZO2」とその姉妹タンパク質「PIEZO1」を初めて提唱した研究者で、その功績が認められノーベル生理学・医学賞を受賞しているという。この「PIEZO(ピエゾ)」という言葉は圧や押さえるといった意味のギリシア語らしいというが、細胞内に情報を伝えるセンサータンパク質の一種だという。私たちの身体は刺激が与えられたときにその刺激は神経を通じて脳に信号として伝わっていくのだが、それは細胞の外側の膜に備わっているイオンチャンネルが働いて細胞内にイオンを透過させ電気の流れを生み出すことによって信号を伝えているそうで、このように「PIEZO」は身体の知覚において非常に重要な働きを持っているそうなのだ。





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最終更新日  2023年10月21日 03時23分02秒
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