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2010.09.05
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カテゴリ: 家作り
この建物は免震住宅です
昨日、一条工務店が免震住宅の定期点検(2年目)に来ました。
まだ引渡しから2年経っていませんが、前後2~3ヶ月の範囲でするそうです。

不具合がないかを伺う機会でもあるようですから、電気製品以外の内外装の無料保証期間である2年を待たずしてやるのが普通なのかもしれません。

ちなみに、次回の定期点検は10年目(8年後)で、震度5以上の大きな地震があるたびに臨時点検があるそうです。
20年間は無料で点検・保証し、10年目と20年目にある有料メンテを受ければ、30年間保証になります。

免震装置と変位計
一条工務店の点検員は、自作と思われる木製の寝板(クリーパー)を持参して、床下点検口から入り、床下の免震装置や配管などに問題がないか1時間ほど写真撮影しながら細かくチェックしていました。

上の写真は左奥がスライダーと免震ゴム、右手前が変位計ですが、建ててから大きい地震は発生していないので、変位計は動いていなかったそうです。

その後、屋外でも撮影しながら家の周囲を点検していましたが、毎年家主が行う 自己点検 の報告に嘘がないかチェックする目的もあるのでしょう。


免震基礎
免震構造のデメリットには、家の周りにクリアランスが必要だったり、エアコンを免震架台に載せたり、配管をフレキシブルにしないといけないというのがあります。
そのほか、免震住宅用の 分厚い基礎 免震装置 などにコストがかかるというのが、一般的だと思います。

最終的には、全部コストに換算できるので、コスト的なデメリットが挙げられることが多いわけです。
ちなみに家は一条ハイブリッド免震構法で約280万、免震工事用オプション約20万、基礎工事で約20万でした(基礎は約20坪、第2種地盤)。
すでにこれだけコストをかけていることもあり、地震保険料控除があるものの、保険料が高い神奈川では割が合わないと思われるので、火災保険に 地震保険 は付帯しませんでした。
地震に伴う火災による被害もないと考えています。

免震鉄骨架台のエアコン台
しかし、免震住宅に住むと人にとっては、「大地震発生時後も自宅にいても安心」という精神的メリットと引き換えに、自宅以外は不安になるというデメリットが考えられます。
せっかくコストをかけて免震にしたのに、大地震発生時に自宅以外にいて助からない可能性もあります。


免震装置が効果を発揮するのは、非免震住宅で被害が発生する確率が高くなる震度5以上のときです。
免震住宅にしたメリットを実感するためには、大地震が発生し、多くの家が被害に遭わなければならなくなります。

現在の基準で建てた家は震度5程度では倒壊することはないのですが、家の中では固定されていない家具や電気製品が人の上に倒れてくるおそれがあります。
また、基礎に生じた小さな損壊に大きい余震が重なると、倒壊に発展することがあるため、避難所生活を余儀なくされます。
そのような大地震による人の不幸がなければ、免震構造にしたメリットを感じられないというのが最大のデメリットかもしれません。



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Last updated  2016.01.15 00:09:13
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