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あの衝撃の日から5年が過ぎた。東北沿岸の悲惨さは目を覆う状況で、この世の出来事かと信じられない光景だった。TVの画像を見ながら、どうなってしまうのだろう…と途方に暮れた思い出がある。思えば、東北の悲惨さには比ぶべくもないが、神奈川の我家も全員その洗礼を受け、各自大変な思いをした。ワシは職場の会議室で、市民登録団体の研修会を開催中だったが、あまりに揺れが激しかったので、ついに関東直下型地震か!と思いつつ、会議を即時中止にして全員を帰宅させた。バスが動くうちにね。ワシはと言うととっくに帰宅をあきらめ、職場に留まることにしたが、家族が気になる。家内はしばらく遊びに来ていた母親を送っていったはずだ。ショートメールでなんとか連絡を取ると、川崎駅で電車が止まったらしい。家内は方向音痴かつ地図も読めない人間だが、いろんなバスを乗り継ぎ、川崎から久里浜まで帰り着くという離れ業をやってのけた。久里浜まで二女が車で迎えに行き、20時過ぎには家に着いた。次に心配なのが、ボケ入った愛犬。運良く昨秋作ってやったサンルーム内にいるが、怖い思いをしていないだろうか。長女は外交員の人が職員をそれぞれ自宅まで送ってくれたらしく、停電で暗い中愛犬を無事保護できた、というか何事もなく犬小屋に寝ていたらしい。二女はさすがの銀行、タクシーをチャーターしてくれ、乗り合わせて横浜から比較的早く帰宅できたようだ。一人だけ帰宅難民となったオヤジは職場でTVを見ていたら、二女が車で救出に来ると言うので、横浜周辺の道路は大混雑して動けない状況だと制止するが、もう横横道路に乗ったらしい。仕方なく安住の地、役所を捨て狩場インターまで急ぎ歩くことにした。国道の上り車線は超渋滞で、脇道から合流する道路も上り方向が超渋滞なので、うっかりUターンもままならない状況だ。狩場インターまで急ぎつつコンビニで何か買おうと入ると、あさましきかな棚には何も無い状況。被災地ならいざ知らず、電車が止まった程度のことで買占めに走っている輩がいるんだね。水もガスも出る状況なのにでっせ。まあ、今どき自宅を探せば餓死しない程度の食い物や飲物なんぞ、あるんだけどね。いざとなったら、役所や要所には飲・食料が備蓄されているから焦ることも無いのに。買占めに走らなくて済むよう、普段から個人備蓄を心がけるのが良いね。普段なら30分程度のところ、3時間半もかけて狩場インターを出て、すぐのマイナー交差点でUターンし、30分で家に帰り着いた。やはり我家で全員無事で揃っているのは良い。あてにならんと思っていた二女だったが、いつの間にか逞しく成長していた。しかし東北の悲惨さは、この世に起きたとは思えないほどであり、自然の力とは言えあまりにも暴力的だった。被災された皆さんには、これから沢山の幸せが降り注ぐことを。亡くなられた皆さんのご冥福を祈り、不明の人々がなるべく家族のもとへ帰ってこられるように祈りたいと切に思う。今日は個人事業主として青色申告を済ませ、一日中震災のテレビを見ていた。何度も涙が出た。今日は酒を飲まない。
2016年03月11日
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