のぽねこミステリ館

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2007.08.02
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~講談社、2007年~

 講談社の、「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」のシリーズのために書き下ろされた長編です。それでは、内容紹介と感想を。

 小学五年生のおれ―高見森(しん)は、東京から北九州のある町の社宅にひっこしてきた。隣家の佐久間心(しん)は、ココちゃんと呼ばれても平気でいる、おれから見ればへなちょこで、美人のあやはなまりがきつくて…。そんなことを思いながらも、登校班が一緒の竹本5兄弟らとも次第に仲良くなっていく。
 彼らが親しくしている謎の少年・パックは、おれにとっても気になる少年だった。学校にも行かないのにとても物知りで、子供たちの人望もあつい。
 体育館の奥慈雨から、社宅の屋根に描かれた「ぐるぐる猿」を発見したことをきっかけに、おれは、パックを守るリーダーになってほしいとある人物に頼まれることになる。
 前にいた学校で、理由も分からずに友達に嫌われてしまったという苦い思い出。おれは、それをパックに打ち明け、その出来事に明快な説明を与えてもらいながら、次第にパックに心を開いていく。
 またおれは、あやのことも気になっていた。5歳の頃、団地で知り合い、よく遊んでいたにもかかわらず、そんな子はいなかったとされてしまった子供がいた。その子の名前が、あやだった。北九州で出会ったなまりの強い美人のあやが、あのときのあやなのだろうか…。

 面白かったです。やっぱり加納さんの作品は安心して読めますね。

 表紙の絵を見て、おや、と、あるものを連想したのですが、まったくその連想は当を得ていたようで安心しました。久世早苗さんによる表紙、そして挿絵も素敵で、良かったです。
 加納朋子さんのあとがきにもじーんときました。物語のラストでは、涙もろい私のこと、涙なしには読めなかったのですが、あとがきも良かったです。
 素敵な読書体験でした。





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Last updated  2007.08.02 17:21:58
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 なにぶん…

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