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2007.08.08
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~東京創元社、2004年~

 『ななつのこ』『魔法飛行』に続く、<駒子>シリーズ第三作です。

 本作には、「スペース」と「バック・スペース」の二編の中編が収録されています。

 瀬尾さんからクリスマスの時期にプレゼントをもらっていた駒子さんは、何をお返ししようかと考えた末、一つの<謎>を送ることにしました。
 自分そっくりの人物が、友達たちに目撃されている。そんな<謎>の織り込まれた、長い手紙でした。
 手紙に語られなかった空白の部分、スペース。その空白を埋めるのが、後半の「バック・スペース」です。

 本編に入る前の「はじめに」で加納さんもおっしゃるように、前二作を読んでから本作を読んだ方が、ずっと味わい深いと思います。

 スペースは、空白であり、空間であり、宇宙でもあります。

 そして、自分の居場所、空間。これが、もう一つの大きな主題です。個人的には、こちらの方が大きな主題のように感じながら読みました。
 自分にあっている場所、安心していられる場所もあれば、不安で、苦しくなる場所もある。そして、苦しい場所に居続けることは、まさに悲劇です。そこから逃れることにも大きな力が必要で、不安が伴って。別の場所、自分が行ってみようと思う場所が、自分にあっている場所なのか、自分がいるべき場所なのかも分からなくて。これは、そうして居場所を見つけていく、一人の女性の物語です。

 いつものような形で内容紹介を書くのはふさわしくない気がして、読みながら感じたことをつらつらと書いてみました。
 本書が出たのが3年前。当時一度読んでいるので、今回は再読ですが、とても素敵な読書体験でした。





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Last updated  2007.08.08 06:44:34
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 なにぶん…

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