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2008.11.02
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~新潮文庫、2006年39刷(1984年)~

 大資産家の息子、神部大助刑事が活躍する4編の短編ミステリ集です。筒井さんの楽しい表現もいっぱいあって、面白い1冊です。
 いつものようにそれぞれの…とも思うのですが、今回は、それぞれの作品がどんな題材のミステリか(密室など…)だけを書いて、つらつらと感想を書こうと思います。読了から日が経ってしまったので、あまり書けないと思いますが…。

「富豪刑事の囮」…時効が迫った5億円強奪事件。
「密室の富豪刑事」…密室状況での不審な火災と焼死体。
「富豪刑事のスティング」…誘拐事件。
「ホテルの富豪刑事」…暴力団対策。

 ミステリとしても面白いのですが、筒井さんの作品を読むときに感じる楽しさの方を強く感じながら読みました。迷宮入りという言葉に過敏で、言った人を射殺したいと思う警部さん(かなり印象に残っています)に、事件解決後にとつぜん現れる署長さん。大富豪の息子で刑事の神部大助さんが主人公ですが、そのお父さんは泣き上戸(?)でやたら発作を起こしたり…。楽しいです。

 たぶん、筒井さんの他の作品を読む前に、ミステリを読む一環として本書を読んでいれば、ミステリとしてとても楽しめたと思うのですが、筒井さんの他の作品も多く読んでいるいまとなっては、筒井さんの多彩な作品の一つとして楽しんだという感が強いです。
「ホテルの富豪刑事」では、他の刑事さんたちの活躍譚も面白いけれど、ここでは省略しなければいけないのが残念という記述がたくさんでてきて、それはそれで楽しいですが、他の刑事さんの活躍を想像するのも面白いです。
(2008/10/24読了)





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Last updated  2008.11.02 08:35:25
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
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