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2009.02.11
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~講談社ノベルス、2009年~

 久々の<鏡家サーガ>です。今回は、デビュー作『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』の主人公、鏡公彦さんが主人公です。
 それでは、簡単に内容紹介と感想を。

ーーー
 コンビニ帰り、今まで知らなかった路地裏で、公彦はそれを見た。少女が、竹ヤリで男を突き刺し、殺しているのを…。公彦に見られたことを知った少女は、「責任をとれ」と、公彦に迫る…。
   *
 少女―灰掛めじかは、公彦を自分の部屋に招き入れた。彼の胸に爆弾を取り付け、めじかは一つの条件を出す。それは、一週間以内に、自分が人を殺す動機を明らかにしなければ、その爆弾を爆破させる、というものだった。
 めじかに美味しい料理を出してもらいながら、敵対しながら、公彦はその動機について考える。過保護の長男、潤一郎に名探偵役を依頼し、姉の稜子にフォローされ、時には兄の創士から電話連絡が入りながらの、それはめじかとの戦いとなる。


 冒頭からいきなりだなぁと思いながら読み進めましたが、人を殺しまくる少女が、自分がなぜ人を殺すのかと問う、その問題設定は面白く、物語に引き込まれる感じでした。笑いもあり、楽しいですね。
 鏡家7兄弟も登場していて、それが「入門編」たる所以でしょうか。
 …これを読むと、久々にクリームソーダが飲みたくなりますね…(笑)


 あとはちょっとメモの意味も込めて、鏡家7兄弟のリストを掲げておきます。

・長女:癒奈…30歳の誕生日前日に自殺
・長男:潤一郎…科学者。初瀬川研究所でロボット作り。
・次女:稜子…同人漫画家。
・次男:創士…小説読み、美形、交際家。
・三男:公彦…大学生
・三女:佐奈
・四女;那緒美

(2009/02/07読了)





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Last updated  2009.02.11 07:33:49
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のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 久々の再…
シモン@ Re:石田かおり『化粧せずには生きられない人間の歴史』(12/23) 年の瀬に、興味深い新書のご紹介有難うご…
のぽねこ @ corpusさんへ ご丁寧にコメントありがとうございました…

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