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2009.04.11
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怪獣男爵

~角川文庫、1981年6版(1978年初版)~

 横溝さんによる、ジュヴナイル作品です。このテンションはすごいです。
 それでは、簡単に内容紹介と感想を。

ーーー
 有名な物理学者にして、探偵を趣味とする小山田博士のもとで勉強している宇佐美恭助と、博士の子の史郎、みなしごの太一(太ア坊)の3人は、瀬戸内海でボートをこいでいるとき、男爵島に近づいていった。
 男爵島―。それは、有能な生理学者でありながら、大悪党として知られる古柳男爵が、2人の忠実な弟子を連れて城を建てた島である。恭助は、史郎と太ア坊の二人に、古柳男爵にまつわる事件について話をした。兄を殺し、兄の子を誘拐したこと。その件で、3年前に死刑になったこと。男爵が、宝石泥棒としても有名だったこと。そして、男爵島に住む怪獣のこと…。
 話に夢中になっていた三人は、嵐に巻き込まれてしまい、ようよう男爵島にたどり着いた。その城で雨宿りを請うたとき、しかしそこでは事件が起きていた。男爵の忠実な弟子だった研究者が、怪物に殺害されたのだった。しかし、彼は、死ぬ直前に、恭助たちに日記を手渡した。そこには、死刑になった古柳男爵が、怪獣として生まれ変わった、おそろしい経緯が記されていた…。
 社会への復讐を誓っていた古柳男爵は、恐ろしい怪獣男爵として、日本中を震撼させることになる。


 なんとこの作品、 『本陣殺人事件』 や 『獄門島』 を執筆していた、戦後すぐの時期に書かれたそうです。ジュヴナイルということで、文体や内容はそれらとは全く違っています。壮大なトリックなどは期待せず、少年たちの冒険を楽しみながら読むのが良いですね。

*表紙画像は、横溝正史エンサイクロペディアさまからいただきました。

(2009/04/04読了)





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Last updated  2009.04.11 07:49:36
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 なにぶん…

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