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2009.06.09
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竹内海南江『アフリカの女』


「世界ふしぎ発見!」のミステリーハンターとしておなじみ、竹内海南江さんの作品集です。まずは収録作品を掲げた上で、印象に残った作品を中心に感想を書きたいと思います。

ーーー
私の中にいた少年
オランウータンの憂鬱
アフリカの女
たそがれの街へ
6色の殺し屋たち

峠のカフェ
シエスタ
一粒の履歴書
恋慕
一杯の砂
月夜のバナナ・バー
三つ子の魂百まで
TVの中の彼女
生命線
夫婦(めおと)
それぞれの生き方

ハッピィ ハースデイ
自己愛
いまどきの若い者
三つの銃声
来世の犯罪

さくららん
さようなら
ーーー

 何度も繰り返し読んでいるはずですが、それでも再読するのは数年ぶりの気がします。

 最初の2編は、自然(砂漠や森)と現代の文明(ビルが象徴)を対比して、後者の寂しさを描いています。ありきたりのテーマのようで、実際に世界中を旅されておられる竹内さんが描くからでしょうが、なんというか、じわじわと伝わってくるものがあります。
 続く表題作では、元気な「アフリカの女」が、その日常をお話ししてくれます。この元気、見習いたいです…。
「6色の殺し屋たち」は、印象に残っている物語です。<アイツ>を、6色のクレヨンたちが、自分の色を活かして殺そうとします。うなづけるラストです。
「シエスタ」や「カオス」は、なんとも不思議な話です。「カオス」の方が分かりやすいですが、悲しい物語ですね。
「それぞれの生き方」は、ラストで思わず涙ぐんでしまいました。好きな物語です。
 そして、「月夜のバナナ・バー」は楽しい物語…。

 …といった感じで、本当にバリエーション豊かな作品集になっています。あとがきの竹内さんの言葉を借りれば、「ビュッフェスタイルの本」ですね。
 たしか、竹内さんの作品の中で一番はじめに買って読んだ本のように記憶しています。手元の本の背表紙は、少し日焼けで色が薄くなってしまっていますが、それでも大切な一冊です。

(2009/06/06読了)


※私はハードカバー版で読みましたが、その後文庫版も刊行されています。文庫版の画像はこちら。





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Last updated  2009.06.09 06:38:41
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
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