のぽねこミステリ館

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のぽねこ

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2010.06.01
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~講談社、2005年~

「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」の中の一冊です。
 それでは、内容紹介と感想を。

ーーー
 ぼくは、今年の誕生日にも、ろうそくを全部吹き消すことができなかった。実は、本当の誕生日はまだきていないのではないか、と思ってしまう。そんなぼくは、気を取り直して、警察官の父親に尋ねる。町で最近起こっている連続猫殺害事件の犯人が分かったのかどうか。ぼくたちが結成している探偵団のメンバー、ミチルもかわいがっていた猫が殺され、ぼくたちは犯人に怒りを燃やしていたのだった。父親は、まだ分からないと答えるけれど、探偵団は犯人を探そうと動き始める。
   *
 一方ぼくは、トイレ掃除で一緒になった鈴木太郎に興味を覚える。転校生で、口数の少ない鈴木くんは、自分は神様だという。そんな鈴木くんにいろいろ尋ねると、なんでも知っている彼は答えてくれる。ぼくの本当の誕生日は、家族と祝っている日とは違うというし、連続猫殺害事件の犯人の名前も答えてくれた。
 ぼくは、探偵団に、情報の元は隠しながらその名前を伝える。猫殺害の犯人を追い詰め始めたと思われたが…。


 麻耶雄崇さんの作品を読むのは久々です。どの作品についてもまだ記事を書いていないので、つまりどの作品のこともすっかり忘れてしまっているのですが(メルカトル鮎が嫌なキャラクタなのは忘れられませんが)、はじめて読んだ本作は、とても楽しめました。
 猫殺しに、ついに起こってしまう身近な友人の死。それらの真相を全て知っているという、自称「神様」の存在。標題が『神様ゲーム』となっていることもあってか、私は主人公と鈴木くんのやりとりを特に楽しく読みました。
 主人公は自分の寿命まで知ってしまうわけですが、願わくはこの結末の後、寿命までは、主人公に幸せが訪れますように…。
『翼ある闇』などを読んで麻耶さんに抱いているイメージがあると、ちょっと本作を読むにも構えてしまっていたのですが、いらない心配でした。とても楽しめた一冊です。

(2010/05/02読了)





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Last updated  2010.06.01 07:04:45
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のぽねこ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) スパイシーチューリップさんへ コメント…
スパイシーチューリップ @ Re:銀色夏生『流星の人』(05/16) 流行りましたね!キラキラ系、あまり知ら…
のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 なにぶん…

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