のぽねこミステリ館

のぽねこミステリ館

PR

Profile

のぽねこ

のぽねこ

Calendar

2014.06.07
XML


~講談社ノベルス、1999年~


 第13回メフィスト賞受賞作です。
 それでは、簡単に内容紹介と感想を。

ーーー
 既に二人を殺し、のどにハサミをつきたてていたわたしは、第三のターゲットの調査をすすめていた。そんな中、ターゲットにしていた女子高生が、ハサミ男とそっくりの手口で殺されていた―。
 この真犯人がハサミ男ではないことは、だれよりもわたしが知っている。それでは、真犯人は誰なのか。
 わたしは、被害者の関係者の周辺を調査し、真犯人を捜し始める。
ーーー

 これは面白いです。
 あるトリックは覚えていたため、なかなか再読ができないでいたのですが、これは再読して良かったです。伏線を味わいながら、そして例によって真犯人のことをはじめ、いろいろ忘れていたので、新鮮な気持ちも持ちながら、楽しく読むことができました。

 自殺願望のあるわたしの、奇妙な生活と事件の謎を追うスリリングさの、どこかいびつな感じも面白いですし、刑事たちの活躍も楽しめます。
 あらためて、良い読書体験でした。

※2013年、殊能さんが亡くなられたというニュースにふれたときは衝撃でした。ご冥福をお祈りいたします。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.06.07 22:01:23
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

のぽねこ @ シモンさんへ コメントありがとうございます。 久々の再…
シモン@ Re:石田かおり『化粧せずには生きられない人間の歴史』(12/23) 年の瀬に、興味深い新書のご紹介有難うご…
のぽねこ @ corpusさんへ ご丁寧にコメントありがとうございました…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: