~創元推理文庫、 2020 年~
<小市民>を目指す小鳩常悟郎さんと小佐内ゆきさんが活躍するシリーズ第4弾。今回は短編集です。
それでは、簡単に内容紹介と感想を。
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「巴里 [ パリ ] マカロンの謎」 1年生の2学期。ぼくは、小佐内さんに誘われ、有名パティシエ古城正臣が故郷名古屋に新たにオープンした店を訪れる。そこの名物マカロンを頼んだ2人だが、小佐内さんのお皿には、セットの定数の3つではなく、4つのマカロンが載っていた。そして、1つのマカロンの中には、指輪が入っていて…。
「紐育 [ ニューヨーク ] チーズケーキの謎」 10 月。ぼくは小佐内さんに誘われ、マカロン事件で知り合った古城秋桜が通う中学校の学園祭に訪れた。秋桜さんのいる出店でニューヨークチーズケーキを食べたあと、小佐内さんたちと別行動をとることになったぼくは、小佐内さんと秋桜さんが一緒に、校庭のボンファイヤー(キャンプファイヤーみたいな)に近づいていくのを見ていた。そこで事件が発生。一人の男子が猛ダッシュで二人に近づき、小佐内さんと激突、マカロンが飛び散った。あとから追ってきた数人の男子は、男子生徒が持っていたというCDを探していたが、現場付近にはCDが見あたらず、小佐内さんと連れて行ってしまう。
「伯林 [ ベルリン ] あげぱんの謎」 年末頃。新聞部を訪れたぼくは、堂島健吾に相談を持ちかけられる。新聞部の1年生で、ベルリンのあげぱんを食べた。ロシアンルーレットのように、1つだけマスタードが入っているあげぱんをまぜ、誰にあたるかを遊ぶゲームがあるということで、そのゲームに挑戦したという。しかし、参加していた全員が、誰もマスタード入りは当たらなかったと言い、企画者と反対者のあいだで険悪なムードが起きているという。
「花府 [ フィレンツェ ] シュークリームの謎」 年明け。ぼくは、小佐内さんに誘われ、甘味を食べていた。そこに、古城秋桜さんから小佐内さんに電話があり、すぐに助けてほしいとのこと。彼女のもとを訪れると、同級生が飲酒を伴うパーティーに参加して停学させられたが、自分は参加していないのに参加したことにされ、秋桜さんも停学させられたという。誰が、なぜ秋桜さんが会場にいたと言い、さらには偽の証拠まで作り上げたのか。
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どれも面白かったですが、特に印象に残っているのは「紐育チーズケーキの謎」と「伯林あげぱんの謎」です。前者はキャンプファイヤーや小佐内さんがぶつかられたり連れ去られたりと、印象的なシーンが多く、また真相やその後のやりとりも興味深かったです。後者は、ほぼ小佐内さんが登場せず、小鳩さんが活躍しますが、真相解明にあたって色々実験したりと、こちらも面白かったです。
(2020.06.12 読了 )
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