森博嗣『アイソパラメトリック』
~ 2001
年、講談社~
2001
ノベルス版の写真&ショートショート集と、オリジナルピンズがセットになった1冊(税抜き 4300
円だったようですね)。
本書成立の経緯を描く「まえがき」から面白いです。編集者の、「ありがち」の反対の意味の「ありがたい」は秀逸。これは印象に残っています。
本編は、大きく5部に分かれていて、それぞれショートショートが5編ずつと、写真が収録されています。
写真は主に白黒ですが、その世界観を表すタイトルが付けられているのが素敵です。
ショートショートのほうはミステリとは言えない物語が多いです。
特に好みなのは 「大陸間弾道弾」
。インタビュアーと学者のやりとりが全くかみ合わないのが秀逸です。楽しい作品として 「対決」
も好みです。 「突飛なもの出しやっこ選手権」
で果たして優勝するのは誰なのか。
新入生と、教科書をもった新しい担任の先生が重さ比べをする 「天秤」
というショートショートも印象的です。
購入から幾度か読み返しているはずですが、あらためて読み返したのは 10
年以上ぶりでしょうか。
あらためて楽しめる作品集でした。
※現在は文庫版も刊行されているようですね。
(2026.05.02 再読 )
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