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『和』の世界

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2006.04.16

は少しずつ葉桜になってきています。今週末が見ごろだろうなぁ・・と、ルーズベルト島にお花見に行ってきました。

　ルーズベルト島に渡る前に、 MoMAのムンク展にもう一度行ってきました。初期の作品からゆっくりと見ていき、出口付近の晩年の「太陽」などが出てくる作品は、前回よりも眩しく見えました。。

　その後、ルーズベルト島とマンハッタンを結ぶ トラム (ロープウェイ)乗り場(60St.と2Ave.の角)まで移動。片道$2の運賃はメトロカードが使えました。アッパーウェストを空から眺めるというのも、なかなかよろしいです。

スパイダーマン

トラム 『レオン』のラスト。マチルダが観葉植物を持って寄宿舎に戻るときに使う乗り物がトラムです。最近では映画『スパイダーマン』です。川の上でトラムが乗客を乗せたまま宙吊りになるシーンがあります。さすがにあのシーンを観ているだけに、風の強い今日などは乗っていてあまり良い気分では・・　待っているときなど、目の前で風に揺られたトラムが壁に ガシンッ とぶつかっていました

　ルーズベルト島は、マンハッタンとクィーンズの間に横たわる南北３kmの細長い島です。昔は病院と刑務所の島でしたが、今はちょっとした高級住宅地でもあります。1969年から99年間、ニューヨーク州がUrban Development Corporation (住宅公団)に土地をリースしており、所得の異なる家族を一緒に居住させるモデル地区に指定したり、スポーツセンターや自然を取り入れた街づくりがされているそうです。少し古いのですが、 2000年の国勢調査によると、NYC全体に比べて白人の居住率が低く、黒人やアジア系が多いようです。

　そのようなルーズベルト島は お花見スポット でもありますイースト川沿いに遊歩道があり、南に行くつれて八重桜・ソメイヨシノと分かれて植えられています。桜の木の下ではアジア系グループが２組お花見をしていました。対岸にはマンハッタンのイースト側が広がり、国連ビルも見えました。

　ルーズベルト島にはJewishの教会があるのか、フロックコート(Passoverだからか男性は刺繍入りの正装でした)や正装をした家族がたくさんいました。写真のトラムの窓にも、Jewishの子どもがたくさんへばりついていました・・(笑)　たぶん礼拝の後にお花見をしているのか、桜を観ている女性陣や子どもから離れて、お父さんはベンチで読書をしていました(写真下)。

　なかなか気持ちよくて、蕾の八重桜の咲く頃にまたお散歩したいです。

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