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☆ウォーキングコースの空地でイシミカワの実を見つけました。☆昨年初めて出合い、三角形の葉の形や茎に棘があることから、タデ科の植物ではないかと考えて探し、日本全土の畑や道端などの草地に生えるタデ科イヌタデ属の1年草イシミカワとわかりました。☆7月から10月に、他のタデ科イヌタデ属と同じ形の花を咲かせます。これは細長い形なので、つぼみでしょうか。☆花の後に萼が肉質となって果実を包み、藍色に変化するという特徴を持っています。花の時期には花びらのように見える萼が、実の時期には果実を包んで藍色になるというのは不思議です。これは丸い形になっているので、若い実でしょうか。☆イシミカワの茎や葉柄には、下向きの棘があります。☆イシミカワ(石見川、石実皮、石膠)の名は、由来はよくわからないというものがほとんどでした。ただ、弘法大師(空海)が杠板帰(こうばんき)の種子と生薬作りの方法を石見川村に伝え、そこでしか育たなかったので生薬を石見川草と名付け、それが草の名前「イシミカワ」に転用されるようになったというのがありました。☆すぐ近くで、カマキリの卵のうを見つけました。卵のうの形から、オオカマキリの卵のうではないかと思います。
2013.11.05
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☆アサマフウロは、咲き初めでした。アサマフウロは、本州中部地方の湿り気のある高原の湿地に生えるフウロソウ科フウロソウ属の多年草です。フウロソウの仲間の中では、花が大きく色鮮やかなのが印象的です。☆アサマフウロの花のつくりは、5枚の萼片、5枚の花びら、10本の雄しべ、雄性先熟の植物で雄しべからの花粉が出終わった後に雌しべ花柱は5裂します。アサマフウロ(浅間風露)の名は、浅間高原に多く分布することから。☆ゲンノショウコは、北海道から九州の山野に生えるフウロソウ科フウロソウ属の多年草です。白紫花は東日本に、赤紫花は西日本に多いそうです。これまで福島県・東京都・神奈川県で見かけましたが、全て白花でした。☆ゲンノショウコの花のつくりは、5枚の萼片、5枚の花びら、10本の雄しべ、雄性先熟の植物で雄しべからの花粉が出終わった後に雌しべ花柱は5裂します。この写真では雌しべ柱頭は5裂し始めですが、柱頭が開ききったころには雄しべの葯は落ちてしまいます。ゲンノショウコ(現の証拠)の名は、古くから下痢止めの妙薬で「現によく効く証拠」に由来するそうです。☆ゲンノショウコは、別名ミコシグサ(神輿草)といいます。秋に実を見ると、開いた実の形が神輿の屋根のようでミコシグサ(神輿草)の名が納得できます。(2012年12月3日撮影)。☆箱根湿生花園では、フシグロセンノウの鮮やかな朱色の美しい花が目立ちます。フシグロセンノウは、本州から九州の山地に生えるナデシコ科センノウ属の多年草です。☆フシグロセンノウ(節黒仙翁)の名は、茎の節が黒褐色のセンノウから。センノウ(仙翁)は、同じセンノウ属の多年草で京都嵯峨の仙翁寺で見つけられたことから名付けられたそうです。☆フシグロセンノウの花のつくりは、筒型で先が5裂する萼、花弁は5枚、花の真ん中の濃朱色の飾りのように見えるのは花弁の基部に2つずつある鱗片、濃紫色の葯がつく10本の雄しべ、雌しべの花柱は5本あるそうですが確認できません。☆残暑も少しずつおさまっていくのでしょうか。ツクツクボウシが盛んに鳴いています。YouTubeに高尾山のツクツクボウシの鳴き声(2009年8月15日)がアップされていましたので紹介させていただきます。動画は初めてですが、うまく表示されるでしょうか。YouTube画面下の「共有」をクリックし、「楽天ブログロゴマーク(楽天ブログで共有します)」をクリックし、表示された文字列をコピーして貼り付けました。
2013.09.09
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☆【その9】では、野菊の花を紹介しますが、「しろうと自然科学者」の知識と観察力では特定できません。これで、箱根と箱根湿生花園の山野草の紹介は終わりです。☆箱根湿生花園のホームページには、サワシロギク(9月17日の日記【その2】)、ノコンギク、シロヨメナ、シラヤマギクが咲いていると書かれています。特定できませんので、写真を列挙し、来年の観察・勉強課題にします。☆野菊(1)-1。薄紫の花が咲く、草丈1~1.5メートルの野菊。☆野菊(1)-2。薄紫の花が、とても美しかったです。☆野菊(1)-3。近づいてみると、なおさら魅力的な花です。☆野菊(2)-1。草丈50センチメートル程度の白花の野菊。☆野菊(2)-2。花びらは、細く長い印象です。☆野菊(2)-3。茎と葉です。☆野菊(3)-1。草丈1メートル以上の白花の野菊。☆野菊(4)-1。草丈1メートル程度の白花の野菊。☆野菊(5)-1。草丈60センチメートル程度の白花の野菊。☆野菊(5)-2。花びらは、野菊(2)に比べて幅広で短い印象です。☆野菊(5)-3。茎と葉です。☆野菊(2)はノコンギク、野菊(3)はシラヤマギク、野菊(4)はシロヨメナ、野菊(5)はユウガギクと思ったりしましたが、今年は判断を避けました。☆タイアザミに止まって蜜を吸うミドリヒョウモン。ミドリヒョウモンで正しいでしょうか。☆箱根湿生花園の遊歩道のロープに止まっているオオシオカラトンボ。頭が真っ黒で後翅の付け根が黒いので、オオシオカラトンボでしょう。☆たくさんの初対面の花と出合い、大きな収穫があった箱根と箱根湿生花園の3日間でした。自然の魅力を、さらに一段と大きく感じるようになった旅でした。☆「しろうと自然科学者」のつたない説明と紹介にお付き合いいただき、ありがとうございました。なお、写真は、全てコンパクトデジタルカメラで、三脚なしの手持ち撮影でしたので、鮮明さに難点があったと思いますが、ご了承ください。
2012.09.24
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☆この10日間ほど、ツクツクボウシの鳴き声が目立つようになり、毎日、ウォーキングコースでカメラをかかえて、探し回っていました。しかし、その姿を見かけることができませんでした。☆今朝は早くから、ツクツクボウシの鳴き声が、いつも以上に際立って近くに大きく聞こえました。そこで、朝8時、撮影できるかどうか半信半疑ながら、カメラを持って表へ出てみると、地面から1.5メートルほどの高さで木にとまって盛んに鳴いているツクツクボウシを見つけました。☆早速、撮影し、成功。ここ10日間ほどの念願だったので、大満足でした。鳴き声は、文字通り「ツクツクボーシ」です。「オーシンツクツク」「ツクツクオーシ」など、さまざまな表現がありましたが、「しろうと自然科学者」には「ツクツクボーシ」と聞こえます。☆ツクツクボウシは、日本全土の森林から地域によっては市街地にも分布するセミ科ツクツクボウシ属の昆虫です。8月下旬には、アブラゼミやミンミンゼミの鳴き声の比率が減って、ツクツクボウシやヒグラシの鳴き声が次第に目立ってきます。☆これで、ようやく3種類のセミを撮影することができました。☆これも、探しに探して苦労して撮影に成功したミンミンゼミ(セミ科ミンミンゼミ属)です。(2012年8月18日朝8時撮影)。☆アブラゼミ(セミ科アブラゼミ属)は、いつでもどこでも撮影できます。(2012年8月18日朝9時撮影)。☆ウォーキングコースの残堀川河川敷で、オオブタクサを見つけました。葉の形から、別名クワモドキと言われています。☆オオブタクサは、北アメリカ原産で、1953年に関東地方で発見され日本全国に分布するキク科ブタクサ属の帰化植物・1年草です。「1952に日本に侵入した」という記述もありましたが、1953年に発見された1年草なので、侵入は1952年としたのでしょうか。荒地や河川敷に大群落を作るそうですが、まさにその通り河川敷の群落でした。☆穂状に長くまとまって咲いているのは、雄花です。ここから大量の花粉が出て、ブタクサとともに花粉症の原因になっています。☆雌花は、雄花穂の下部の葉腋についています。茎から左右に出ている小さな葉の付け根に雌花が見えます。☆オオブタクサ(大豚草)の名は、ブタクサが高さ1メートルほどなのに対して高さ2~4メートルになること、ブタクサは英名のhogweed(hog豚・weed草)から付けられたそうです。
2012.08.27
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☆ウォーキングコースで、クヌギの樹液が出ているところに、今日もいくつかの昆虫が集まってきています。☆これは、カブトムシとカナブンでしょうか。☆カブトムシは、コガネムシ科カブトムシ属の昆虫です。カブトムシ(甲虫、兜虫)の名は、大きな角がある頭が兜の形に似ていることから。カナブンは、コガネムシ科カナブン属の昆虫です。体型がカナブンより細長いクロカナブン・アオカナブンがいるそうですが、「しろうと自然科学者」の知識では、そこまでは見分けがつきません。☆アカボシゴマダラもきています。動きが激しく、ピンぼけ写真です。☆樹にカナブンと似た昆虫が止まっています。背中の斑紋から、コガネムシ科シロテンハナムグリ属のシロテンハナムグリと判断しました。同じ属のシラホシハナムグリとは背中の斑紋が微妙に違うようです。☆シロテンハナムグリ(白点花潜り)の名は、背中に白い斑紋があり、花に潜って蜜や花粉を食べることからきているそうです。☆カミキリムシが、地面を歩いています。全体の形や色から判断して、カミキリムシ科キボシカミキリ属のキボシカミキリではないかと思われますが、確信はありません。キボシカミキリ(黄星髪切)の名は、深緑色の体に薄黄色の斑点があるカミキリムシから。☆昆虫は、種類が多く、種別も難しそうなので、今後の勉強課題にします。これがキボシカミキリかどうか、ご存知の方はコメントお願いします。☆7月25日の日記に、「ミズヒキ(水引)の名は、花の色が上は赤で下は白なので紅白の水引に例えたそうです」と書きました。花の色が上は赤で下は白の写真を撮ることができましたので紹介します。☆ミズヒキの花の色は、上が確かに赤色です。☆ミズヒキの花の色は、横から見ると、確かに上は赤で下は白です。☆昨日は、晴れのち曇りで、一昨日よりは過ごしやすかったです。
2012.07.29
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☆黄色い花が咲いているので、よく見たらキンミズヒキのようです。キンミズヒキは、日本全土に分布し、山野に咲くバラ科キンミズヒキ属の多年草です。☆キンミズヒキ(金水引)の名は、金色の水引で、金色(黄色)の花を長い穂状に咲かせるので水引にたとえたようです。花が咲き始めなので、まだ長い穂状にはなっていません。☆近くにミズヒキも咲いています。こちらは長い穂状に赤い花が咲いています。ミズヒキは日本全土に分布し、山野に咲くタデ科ミズヒキ属の多年草です。☆ミズヒキ(水引)の名は、花の色が上は赤で下は白なので紅白の水引に例えたそうです。ウォーキングコースの柵の中なので、そこまでは確認できませんが、また機会があれば紹介します。☆樹液が出ているクヌギの大木に、カナブンなど昆虫が集まっていました。上を見上げるとカブトムシがいます。コンパクトデジタルカメラで、最大限(20倍)ここまででした。夏休みの子どもたちには、魅力的なことでしょう。
2012.07.25
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