浜松・大村屋酒店の「秘伝」

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三方原ポテトチップ

三方原ポテトチップ

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2005年11月06日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
大阪へ修行に行ったとき、住み込みで働いていた。晩ご飯は近くの仕出し屋から仕入れた給食であった。お昼と晩ご飯が給食であった・・

一週間に一度、社長が本宅へ私達修行生を招いて晩ご飯を食べさせてくれた。

そのとき社長は必ずといってもいいほどスキヤキをご馳走してくれた。

普段・・給食の弁当だけの若者にとって社長のお宅のスキヤキは嬉しかった。

そのとき社長自らスキヤキを作ってくれるのだが・・・その手順に驚いたものだ。

まずスキヤキ鍋を熱する。

そして牛脂をポンと置く。

まずこれに驚いた・・なに・・スキヤキに牛脂???

我が家は関東風の割り下で作るスキヤキであった。割り下とは味醂と醤油を足したものだと思ってくれればいい。



関西では・・まず牛脂をひき、鉄鍋に脂を馴染ませる。

そしてお肉。なんと次に大量の砂糖をどばっと入れて、醤油を入れる。

これは「甘くて・・くどそう」と思ったものだ。

そして社長はネギや白菜、豆腐をいれていった。白菜やネギから水分が出るのであまり差し水はしていなかったと記憶している。そして煮上がったら溶き卵にからめて食べた。

甘くて・・くどそう・・と思ったが・・食べてみるとそんなに甘くもなく、ほどよい甘さとなっていた。お肉も煮こんでいないので柔らかい。

これが関西風のスキヤキかぁと感心したものだ。

関東では割り下という煮汁で煮こんでいくスキヤキにたいして・・関西では砂糖と醤油で煎っていくというか、焼いていくようなスキヤキであった。

どっちが美味しい、という問題ではなく・・これが味の文化なのだろうと思った。

ただし・・我が家ではあいかわらずの割り下で煮こんでいくスキヤキだ。

一度・・両親の親戚が一同で集まって・・スキヤキを食べたときのことだ。

我が家を含め他の親戚全員が・・関東風にたいし、母親の兄貴は若いトキから関西・奈良県で暮らしている。



結局・・奈良のおじさんの意見が通って・・関西風のスキヤキにしたそうだ。

やっぱりそのときの母親も「甘くて・・くどそう」と感じたらしい。

スキヤキひとつでいろいろな味わいがあるものだ。






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最終更新日  2005年11月06日 11時34分25秒
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