真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2025年06月24日
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夏至日の早朝に、地元は山口市秋穂二島の「岩屋山」を登った後、およそ一週間前から行く予定にしていた九州は熊本の阿蘇方面へ向かうため、JR新山口駅から新幹線に乗って博多へ移動した。

そして、JR博多駅で待ち合わせていた相棒の車で阿蘇方面へ高速を使って走る過程において、当初の目的地は別にあったが後に回すことにし、まずは熊本市西区河内町の「金峰山」(標高665mの〈一ノ岳〉を中心とするカルデラ式火山)に登ることに決定した。

当山の九合目までは車で登れるので、今回で四回目の登拝となる「金峰山」の、その山頂部にある展望台より、西方の有明海から島原半島方面を撮影した画像が冒頭である。

残念ながら、前方に映る島原半島の上部は雲に覆われていたので、よく晴れた展望の良い日に、同じ場所で撮影された画像を下に掲げた。

その美しい雲仙の「三峰五岳」の中央に聳える御山が、「雲仙普賢岳」(標高 1,483m)である。



この撮影地である「金峰山」のすぐ近くには、知る人ぞ知る「拝ヶ石(おがみがいし)巨石群」という古代人によって設営され”天体観測&地文測量”で活用していたであろう磐座群が存在する。

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いままで4回は訪れたことのある当巨石群では、毎年の”夏至日の南中時”に、磐座群の中心部にある石組みへ射し込む陽光が、綺麗な「三角形」を形成するとのことだ。このことは、この 「拝ヶ石巨石群」 に関する情報を改めて確認する際に知り得たことである。

そこで思い出したのは、昨年2024年の「夏至」の頃に訪れた「金山巨石群」にて、特に「夏至」を観測する”石組み”を透過した《南中時の太陽光》が、下方の大地に射す光の形状を視認することができ、ここに来た意味を実感し感動に包まれた場面であった。(※以下の関連記事)

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さらに興味深いことは、この 「拝ヶ石巨石群」と 「金山巨石群」を地図上で結んだ方位が、当日の「夏至の日の出」(冬至の日の入)を示すということである。(※この件については後編で綴る予定)



さて、この「金峰山」の山頂には「金峰山神社」(旧・蔵王権現社…上の画像は旧社の由緒書き)が鎮座している。

そこで日本列島を”龍体”と見立て、九州を”龍の頭”とした場合に、その《龍の目》は”雲仙”にあるとする情報から、結果として”雲仙”における修験道の本尊たる〔大磐座〕に辿り着くことができたのであった。

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実は、冒頭画像に映る手前の「金峰山」山系と、遠方の”雲仙”を含む「島原半島」とは、古代より”雲仙”の修験道にとって深いつながりがあった・・・。

つまり”雲仙修験道”が古代より隆盛した背景には、”雲仙”方面から見て「有明海」を隔てた東方に「金峰山〔一ノ岳(665㎡)・二ノ岳(685m)・三ノ岳(681㎡)〕」が存在し、この「金峰山」山系から昇り来る朝日を遥拝する『三山信仰(太陽崇拝)』が原点にあったということである。

以上の観点や繋がりを踏まえた上で、九州を「龍頭」と見立てた場合に、「金峰山」(熊本市西区河内町)の”頭部”における位置付けは、今のところは脳の直下にある《脳下垂体》と直観している。

(つづく)







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最終更新日  2025年06月25日 00時16分46秒


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