たからくんが大人になるまで生きていたい日記

たからくんが大人になるまで生きていたい日記

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

太田とねり

太田とねり

Calendar

Favorite Blog

不登校や発達障害、… New! elsa.さん

光への手紙 ひいちゃんファミリーさん

愛着と反抗期 沢村 光さん

ニッポンとアメリカ… ELLIE/すずらんさん
高齢ママの育児日記 うさこ0168さん
2008.09.04
XML
カテゴリ: 歌(声楽)の趣味
 ☆



 昨日、初めての第九練習に参加してきました。


 この合唱団は、初めは「3000人の第九」とか言って、
行政のイベントで、大々的に地域を巻き込んでというものだったようで、
20年余り続いて今年を迎えています。



 実は、私の短大の先生が1回目のときのソリストのひとりだったため、
教養のひとつとして1度くらい聴いておいてもいいだろうと、
短大の音楽通論の授業で、そのときのビデオを視聴覚室で(強制的に)見せてくれるのです。ははは。
でも、私、何度も休学したせいで、その授業は3回履修したので、



 20余り前のビデオだから、先生も若い。



 それにしても、
丁度、私が第九の合唱団にはもう実力不足で上れないなぁと、
不参加と思いこみ始めた頃にスタートした企画なので、
私が、
吹っ切れて、
「もう、他人様のために生きるのはやめよう、人には充分尽くした。これからは自分の人生を楽しんで生きればいいんだよね」と思えるようになった今年まで、
ご縁がありませんでした。



 やっと、ご縁が出来た今年。
この第九だけの合唱団も、20数年の変遷を経て、
マンネリ(目新しさがない)だからか、

行政の文化祭などに加えられることもなく、
どこからも、資金の援助もない状態で、
大変苦労しての、実行委員の方たちの悲壮な思いで、
今年の実現を迎えているようでした。


 しかし、その分、

参加している人たちなのかなと感じ、
私を含め、素人集団なので、本当にこれで本番を迎えられるのか? と思わせる力量でしたが、
それでも、
私は、とてもこの人たちを好きだ と思いました。



 私の母校の高校は、
吹奏楽部とオーケストラ部と合唱部もあって、
創立110年イベントの時をきっかけに、
近年、
大々的に卒業生などを含めて、
第九の演奏をするようになっています。



 私は当時、合唱部と文芸部と手芸部の掛け持ちでした。
が、
先生とケンカして、合唱部を途中退部してしまった生徒でした。

 今回の第九の練習に参加してみたら、
母校の合唱部からも一般の活動に参加している子たちがけっこういて、
ちょっとだけ合唱部OBとして、何だか嬉しかった。


 高校生という若い時代に、
第九の
「苦悩を見つめ続けた末に、喜ぶことへ辿り着いたベートーベンが、
シラーの詩に曲を付け、
すべての音に意味を感じて、人生を歌う」ことを、
感じて受け止めて、味わっているんだなぁと思うと、ね。



 前回の、ことぶっきぃさんが下さったコメントのお返事にも書いたけれど、
(ちょっと、コピーしますね (^^;) )


 若かった頃、苦悩から歓びへと感じながら歌うことを、当時の団の合唱指導の先生から教わって、
練習中に感じ入って泣きそうになったことがあるんです。
シラーの詩に、曲の全ての音ひとつひとつが呼応して、すべてに意味があるのですよと。

(例えば、
Kusse gab sie ~ Cherub sueht vor Gott.のところ、

苦しみ続けて、
そしてその苦しみの中から、喜ぶことへ答えを見つけて、
この曲を作ったベートーヴェンが、辿り着いたところに、
vor Gottで転調があって、
ほら、ついに、天使が神の御前に立った。天使が降りてきてくれたようなのが転調で感じられるでしょっ て。)

 それでも、
「それを出来なかった人は、この集いから泣きながら立ち去れ!」という、自分に突きつけた厳しさもね。




 それから、331小節からの男声合唱のところも、大好きです。

 オケの、ファゴット(バスーン)やコントラファゴット、大太鼓なんかが、ボーンボーンと入って………、

私の中では、勝手に、その音たちを、
胎児の初めての鼓動が鳴りだしたときのように感じるんですよ。
命の始まり、奇跡の始まりの音に。

で、段々幼児や子どものいきいきとした足取りになって、
それが、たくましい青年の意気揚々とした歩みになって、
そして、人生に嵐の時期が訪れて、
苦しい時期をも必死に生き抜いて、
そしたら、543小節~の、人生を喜ぶ心境に辿り着いて、Freude~に繋がっていく。
ああ、人生をありがとう、命をありがとう、生きていること生かされていることに、
ありがとう、と。


 ここを聴く度に、人生賛歌だぁ~と、染み入ってくる。




 あとね、ソリストがソプラノから順にかぶさっていくところ。だーーーい好き。
もう、
ソリストの声にうっとりです。

 生で演奏会を聴きに行ったり、自分が後ろで合唱団の一人として歌っているときに、
ソリストのあまりの美しい声に、
本当にうわぁっと鳥肌が立ったことが、何度もあります。
だーーーーーい好きっ、ですぅ。




 第九、オタッキー話で、スミマセン。



 おまけの話。

この合唱団は、県下4カ所で練習が行われていて、
最後の方に合同練習が何回かあって、
応援の合唱団の方たちと合流しての本番当日となるようなのです。


 で、地域で音楽のプロとして活動されている方々が、各会場の指導を担当されているのですが、
私が初めて参加させていただいた会場の本来の指導者が今回はお休みだったのか、
代理で他の会場で主に指導されている先生が昨日は来られていました。


 ラッキーーーー。
その先生、テノールの方で、
地元の二期会のオペラなど演奏会でよく拝見している方でした。

実は実は、
十数年前に、
多分何かの連絡事項があったのでしょうか(忘れたけれど)、
そのついでに、
ファンレター部分を書き加えてお手紙を送ったことがあるくらい、
ファンなんです、私。(*^_^*)

その人が、代理で指導に来てました。 キャー。

 ステージの上で役を演じて歌っている、歌い手としての声が好きで、ファンだったんですけど。
(それはそれは、柔らかいテノールなんですよぉ)

 当然、ステージの上の人ですから、
素のお人柄などは存じ上げなかったんですが、
今回、指導者として目の前にいらして、
素のお人柄も、
とても気さくで、シャイで、面白くて、……。
きゃー、更にファンになってしまいました。
わーい。


 多分、代理でこの会場の練習に来てくださっているだけなので、
今後の練習でお見かけすることは、無いんだろうけど。
1回目に、予想外のおまけな喜びでした。 (*^_^*)(*^_^*)

合同練習や本番でまたお見かけしたら嬉しいなぁ。ワクワク。




 今回本番のソリストも、私の大好きな方が来られます。
オケも、プロオケを招いてなんです。
なので、今年行政の支援や助成金が無くなっているなんて、思いませんでした。
オケもソリストも、
私が参加させてもらうには、豪華です。


 その分、チケット販売や広告、チラシ配りやポスター貼りについて、
実行委員の方々の話は、悲壮感がいっぱいで、
ちょっと、びっくりでしたが。


 でも、今年、そんな中でご縁をいただいたこと。
感謝して、楽しんで頑張ってきたいと思います。




 基本練習が平日の夜なので、
昨日は、夫に無理を言って、早めに仕事を切り上げて帰ってきてもらいました。
息子は、
私が何をしに出かけるのか、分かってはいないと思うのですが、

「ママ、行ってらっしゃい」といって送り出してくれました。

 別に何も約束などしていなかったけれど、
帰りにクッキーを買って帰りました。

21:30過ぎに帰宅したらすぐに、
パジャマの宝良くんが玄関へ来て、

「ママ、おかえり~。」
「ママ、だーーーい好き。」って。


 ひゃー、ありがとう。ママも大好きだよ
って気持ちになりました。 (^o^)



 パパはもう疲れたって感じで、
トミカのミニカーが散乱した部屋の横に布団を敷いて寝ていましたが、

「ママ、何か買ってきた?」と宝良くんが言うので、
「お菓子買ってきたよ」と答えると、
向こうから寝転がったまま、夫が、

「もういいよ。
いっぱい食べたよ。
ご飯の後に、
お菓子もいっぱい、アンパンマンのチョコレートもいっぱい食べたでしょ。
もういいよ。
もう、早く寝なさい!」と。


 でも、お迎えに出てきてくれた宝良くんがあまりにかわいくて、
そして、ありがとうねって気持ちが涌いてきて、
口元に人差し指を立てて、シィーッてポーズをして、
クッキーの袋を開けて、
ひとつ宝良くんの口にポイっていれてあげました。
私も、わざとらしく大げさに、同じクッキーをひとつ、
大きな口をあけて、パクッて食べて、
宝良くんとふたりで、
目を合わせてにっこーーーって笑いました。



 それから、急いで散らばっているトミカを片付けて、
寝られるようにあれこれ準備して、
電気を消して、ギリギリ22時前に、添い寝でお休みモードに入りました。
宝良くんと、虫の音(CD)を聴きながら、
就寝です。



 仕事から急いで保育所へお迎えに行って、
バタバタして夫に宝良くんをバトンタッチして、
初練習に参加したので、
やっぱりとても疲れました。

 添い寝のまま、
いつものように夜中に起き出しての
保育所荷物準備が出来なくて、
朝まで寝てしまって、
朝慌ててゴソゴソと保育所の荷物準備をしました。


 その物音で、宝良くんも目が覚めて、
そのまま、楽しい朝の時間をちょっとだけ過ごしました。
ああ、幸せだなぁ。


 今日は、宝良くん2歳最後の日です。
明日は3歳のお誕生日。
お誕生日プレゼントも、無事用意できました。


【タカラトミー】トミカ峠やまみちドライブ

と、それにくっつけることが出来る、

【タカラトミー★トミカ】高速道路にぎやかドライブ


 こういうのを、「平凡でささやかな幸せ」と一般には表現するのでしょうけれど、
私には、ちっとも「ささやかな」幸せとは思えず、
もう、絶大な最高の幸せな日々ですね。


 子ども置いて自分の趣味に出かけて、3歳前の子と22時に寝るなんて、
全くもって、立派な母親じゃないけれど、
幸せな母親です。
えっへっへ。 (^_^)v









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.09.05 15:44:18
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: