たからくんが大人になるまで生きていたい日記

たからくんが大人になるまで生きていたい日記

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

太田とねり

太田とねり

Calendar

Favorite Blog

不登校や発達障害、… New! elsa.さん

光への手紙 ひいちゃんファミリーさん

愛着と反抗期 沢村 光さん

ニッポンとアメリカ… ELLIE/すずらんさん
高齢ママの育児日記 うさこ0168さん
2008.09.11
XML





 今日は、ちょっと嬉しいことがあったよ。



 先日、何か話していた折りに、息子が、
「はー君、宝良のこと嫌いなん」と言って、
しょぼんとしていたことがある。

そのときは、
「どうして、はー君は宝良ちゃんのこと嫌いなの?」と訊いても、
「分かんない」との返事で、それで会話は終わりだった。




 で、昨日、

また今日の出来事など、とりとめもなく話していると、


宝良)「はー君は、宝良のこと嫌いって」と言う。

私) 「どうして、はー君は宝良ちゃんのこと嫌いなの?」

宝良)「分からない」

私) 「宝良ちゃん、何か、はー君がイヤがることをしたの?」

宝良)「○君と、×君と、△君と、宝良と、悪いことする子だから」


……………、




 うーん、よくおしゃべりをするとは言え、
まだ3歳になったばかり。
どうも、保育所で時と場合をわきまえずに、先生に注意されたことと、
はー君が「宝良、嫌い」と言うこととが混ざり合っての説明で、




でも、
友達関係で嬉しかったり悲しかったり、色々な体験をするというのは、
とても大事なことで、
何よりの学びだなぁと思っているので、
ありがたい環境にあるなと思いながら、




宝良)「寂しくないもん。宝良、もう大きくなってお兄ちゃんだから、寂しくない」と。

私) 「えーーー、そうなの?」

私) 「ママは、宝良ちゃんが大好きだから、もし宝良ちゃんから嫌いって言われたら、とっても寂しいし、悲しいなぁ。
 宝良ちゃんは、はー君のことが大好きでしょ。
そしたら、嫌いって言われたら、寂しかったり悲しかったりするんじゃないかと、
ママは思うよ」




私がそう言うと、
それにはすぐには返事しなかった宝良くん。



 宝良くんは、0歳の4月から保育所へ通っていて、
はー君は、1歳の4月から保育所へやってきた。

お誕生日が10日しか違わなくて、
1歳児クラスでは、言葉は上手くしゃべれなくても、
本当にお互いのことが大好きで、
顔を見合わせて笑い合い、はしゃぎ合い、
特別に好きな存在になった初めてのお友達が、はー君。


 それから、段々1歳児クラスにも新しいお友達も増え、
2歳児クラスの今は、更に新しいお友達が増え、
今では、
多分20数名のクラスの中で、特別大好きなお友達が6.7人くらいは居るけれど、
やっぱり、はー君はその筆頭にいて、
宝良くんにとっては大事なお友達なんだ。


 今では、
クラスの仲のいい子たちにも、多くは弟や妹が出来ていて、
ただでさえ、働く親の子どもたち。

朝早くから、遅いお迎えの時間まで、我慢をいっぱいして日々を過ごしているけれど、
更に、兄や姉の立場になって、
親を独占できなかったり我慢したりすることが多くなっていて、
たった、2歳や3歳でも、
たくさんの葛藤や我慢や自律を受け入れて、
子どもはどの子も、みんな精一杯生きて居るんだよなって、
思わされる逞しさがある。


 はー君にも妹が居て、
1歳の頃は、いつもべったりだった宝良も、
他のお友達と走り回って遊ぶことも多いし、
色々な気持ちがその時々であると思う。

宝良が、身勝手で、意地悪なことを言ったりしたりしてしまうことだってあるだろうし。


 だから、
「宝良、嫌い」という言葉だって、出ることもあるだろうと思う。

もっと小さい頃から、
仲がいいので、すぐくっつく分、何度もケンカする二人だし。




 先日も、ぽつんと、私に

「はー君、宝良のこと嫌いなんだって」と寂しそうに言った息子。

私に言うってことは、きっと、いつものケンカとは違って、堪えていたんだと思う。


そして、また、日を置いて、

「はー君、宝良のこと嫌いなんだって」と
少しショボーンと言うのと、
「寂しくないもん、
もう(3歳)大きくなって、
(0歳児・1歳児と下に2クラスある立場の保育所では)お兄ちゃんだから、
宝良寂しくないもん」と、
自分の感情と裏腹の言葉を口にすることが、
ちょっと気になった私。




「ねぇ、宝良くん。
明日保育所へ行ったら、はー君に、
『はー君は、宝良のこと嫌いかもしれないけれど、
宝良は、はー君のことが、大好きだから、
はー君に嫌いって言われたら、寂しくて辛いんだ。
だから、はー君に仲良くして欲しいよ』って
言ってみたらどうかなぁ」と提案してみた。


そしたら、少し考えて、


「宝良、大きくなったけど、
でも、まだ、
それは、よう言わん(頑張っても言えない)」と。



「そうか。
そうなんだ。
 怖いし、勇気が要るよね。
言えないか。


でも、宝良ちゃん、ママ応援してるから、
頑張れって、ママの元気を宝良ちゃんにあげるから、
頑張って、はー君に、
『宝良ちゃんははー君大好きだから、仲良くしたい』って
言えるといいね」


なんて、車の中で話しながら、耳鼻科へ向かったのでした。




 昨日は、その後も、
ときどき会話の中で、
はー君に気持ちを言葉で伝えられたらいいねってことを話題にしてたら、

「ママ、宝良が頑張って言えたら、拍手してくれる?」とか言うの。

多分、保育所でも、
何か頑張ったりできたりしたお友達に、
みんなで拍手をしようねなんてことを体験してきているのだと思う。



「もちろんだよ。
いっぱい拍手して、いっぱい喜んで、抱っこしてハグハグして、
いっぱいいっしょに よく頑張ったねって万歳しちゃうよ」
なんて私も返事して。




 そしたらね、
今日夕飯の時に、その話題になって、


宝良)「『嫌いでも好き』って言った。」

私) 「おおおーーーーー、偉いね! 凄いよ。頑張ったね。」

私) 「『はー君が宝良を嫌いでも、宝良ははー君が好きだよ』って言えたの?」

宝良)「うん。」

私) 「はー君、何て言ってた?」

宝良)「『いいよ』って。」

私) 「わーーーー、よかったね! 
すごいよ。すごいよ。
頑張って言えて偉かったね」





いやぁ、本当に嬉しかったです。 (T_T)&(*^_^*) 私。



人を責めるのでもなく、
傷つくのが怖くて黙り込むのでもなく、
私を主語とした「Iメッセージ」の手法で話ができるコミュニケーション力がある人に育って貰いたいって、
それは、かなり大きく願っているのです。

人の中で素直に気持ちよく生きていける力だと。


だから、本当に
「凄く頑張ったし、偉かったなぁ」と、
親バカながら、
嬉しくて、


いっぱい拍手して、
ハグして、
万歳して、
何度も何度も、「ママは宝良くんの勇気が嬉しいよぉ~」と言葉にして伝えて、
誉めて喜ぶ姿を見せまくりました。



きっと、英語圏でだったら、

「I'm proud of you!!!!!」

(英語苦手なので、間違ってるかも。
でも、日本語でいっぱい言葉並べるより、
こんな嬉しい感じかなって思って…(*^_^*))


まぁ、つまり、
「ママは、めっちゃ嬉しい」ってことです。



 保育所、ありがとう。
はー君の存在も、とってもありがとう。
そして、
宝良くん、ありがとう~。









お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.09.11 23:51:57 コメント(4) | コメントを書く
[宝良ちゃんあれこれ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: