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先日も少し触れたように、大学全入時代を目前にした日本の一流大学でも、海外の優秀な学生を獲得する為に奔走しているのですが、就職先に日本とアメリカ(欧米系)のどちらを考えているかという選択肢に、彼らの留学先の選択しも必然的に影響を受け易くなると考えられます。(ただし優秀な人材であれば日本の大学卒業しても海外を就業先に選ぶ事は珍しく無いでしょうが)そんな時に例えば、日本の大企業が旧態依然とした"バカらしい"体質を引きずっていればいるほど、海外の優秀な学生は同程度の条件を示されたとしても、当然他の企業を就職先に選ぶでしょう。(それは大学の学生募集などにも響いてきます)私はしがない契約社員なのですが、働いている会社は一部上場企業で、会社全体の従業員も協力会社等含めずに4千人未満という、まぁいわばそこそこの会社です。そこの親会社は世界でも名が通ってる所ですが、それは置いておきます。まず普段のオカシナ所で言うと昼休み。これは親会社が製造業というのもあって、全く関係が無いこちらの会社でも12時にチャイムが鳴って13時までと、お前アホウか、とも言うべき会社の実態にまるで合っていない時代錯誤なものになっています。その他にもタイムシートの時間計算の仕方も勤務時間の実態に合わない、従業員に余計な拘束時間をもたらす非常にバカらしいものになっています。(詳細を書くとどこの企業か分かる人には分かってしまうので触れないでおきます。)それらの根底にあるのが、『みんながこうしてるんだから、あなたもそうしなさい』という異常なまでの横並び意識。前へならえ!、右向け右!の精神ですね。とある社内のコンテストに参加した時も、会社の上の方の人達が参加する懇親会には最期まで付き合わないとダメ(不参加や途中退場(トイレ含む。バカかと・・・)不可)とかね。その他対人関係の過剰包装とも言うべき『お辞儀やお世辞』も、度が過ぎてて笑えません・・・。全然お世話になってない、貢献してない人にまで「その人達のおかげで」と言わなければいけないとかは海外の会社でも有り得る社交辞令かも知れないが、名刺交換で名刺受け取っても30秒以内に名刺入れにしまってはいけない、とか言うマナー講師の言葉には会場にいた少なからぬ人が笑ってました。電話応対とかで、「ところで」というのは話し言葉ではなく書き言葉なので使ってはいけないとか、ホントかよと・・・、とかね。まぁ日本人であるというか、日本でビジネスやってくのって、ビジネスをするためにビジネスをするのか、ビジネスをするためじゃなく別の目的があってビジネスという手段を採っているのか、という主従の目的までずれ込んできてしまう面倒臭さに溢れ返っているなぁ、と痛感しました。中国とかでも、現地のトップにまでなれる割合が欧米系の会社と日系の会社とで全く違うそうで、待遇面でも差が開いてる所に(欧米系の方が概して高待遇)、そんなビジネス生活にまつわる煩わしさが積み重なってくれば、『自分の方に是非来てくれ!』といくらアピールしようが、選択肢を他所に持つ人材であればあるほど、つまり優秀な人ほど、日本を選ばない機会を増やしているように感じました。(別に欧米系の企業に務めるのにビジネスマナーが必要無いとは思いませんが)中国やインドに事務所を開くとか、給与面の待遇を同等にするとか以前に、自分の所の企業体質が『どう外側の目には映るのか』、大企業の人事関係者はしっかりと見つめ直す必要があると思います。大学の就職課の人も、企業におべっかを使うだけではなく、せっかく確保した海外の優秀な学生の為にも、企業のそういった体質を卒業生達からフィードバックで受けたら企業体質の改善を大学側から迫っていくというところにまで持っていかないと、今後の日本と海外との差はさらに開いていくでしょうね。若年人口の差そのものが開いていくことに加えて、ね。(労働力や生産性だけではなく、潜在成長率にまで長期的に響いて来るでしょう)
2005.11.11
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