over_dogになる日まで
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
2012
2011
2010
2009
2008
2007
2006
2005
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
全1件 (1件中 1-1件目)
1
気がつけば、2008年も半分過ぎようとしている。今年はリコは「最高の年になるらしいよ!」などと、何の根拠もない、単なる占い事に昨年末から根拠のない期待をしていた。そして、イイことどころか、リコにとっては悩ましく気がかりで、すっきりしない・・イヤなことがずっと引きずった。勝手すぎた一方的なリコの「恋」は静かに終わった。何ヶ月も掛かり、現実を受け止める事でやっと終わった。終わりにできた。何も始まっちゃいなかったが、リコのココロはそうとう病んだ。「押してだめなら、引いてみな」・・とか「急がば回れ」・・とか。こんな類の「ことわざ」さえに自分を託してみたりもしたが、「ダメなものはダメ」ということもあった。何の思い出もない、ただ都合のイイ女だけだったリコ。「恋」というものは、人を信じようとさせる。どんなひどい扱いをされたとしても。ズルくて、酷いオトコでもリコは信じていた。ただ・・ひたすらに。恋の治癒力は年々低下していく。それも意外と早いスピードで。涙一つも出るに値しない、この一方的な淡い恋を失ったことで、どうしてこんなに引きずるのかがリコ自身今でも正直理解できなかった。25才のリコが果たして同じ経験をしていたら、同じように引きずっただろうか?歳のせいにもしたくはないが、38才のリコが経験した「自信喪失」「人間不信」とやらは、厄介な出来事だった。久しぶりに「魔法の杖」を開いた。「挫折のあとに、あなたの望みは叶えられます」とあった。治癒力は低下したが、治癒力はまだ十分にリコにはあることも確かだ。がんばろ・・と今日も自分に言い聞かす。「自分が失ったものをゆっくり取り戻そう。知らなかった自分に38才でまた出会えた気がする。
2008年06月14日
コメント(0)