• オバマ米大統領は27日夕、現職の米国大統領として初めて被爆地・広島を訪れる


• 式典に参加する被爆者とも対話する見通し


• 戦火を交えた日米両国の和解の軌跡と揺るぎない同盟関係も力説する

１．アメリカ国内の事情で復員軍人というのは巨大な圧力団体で、共和党支持者が多いが民主党の中にもたくさん支持者がいる。
また、世論の５７％は原爆投下を正しかったと思っている。共和党支持者に至っては６５歳以上の人が７割以上正しかったと思っている。
まだまだ数としてはいるため、そこで謝るということはアメリカが過ちをしたということを大統領が正式に謝罪するということになり選挙にも大きな影響を与えることになる。

２．日本の国内の中に保守派や右翼の中には、あの戦争は正しい戦争であったという人を勢いづける懸念がアメリカの有識者にはある。

３．国際政治の専門家の中には謝罪をするということは逆に和解がある程度安定してできている二国間に亀裂を呼ぶという意見が非常に強い。中国や朝鮮半島の人はよく謝罪ということを言うが、それが結局和解を阻害しているところがある。公式のものではないが国民の間では、日米はある程度和解ができているので、広島の人も謝罪を強く求めてはいない。
謝罪をするということによって余計に右派が両方の国で勢いづく、それは二国間にとってマイナスになる。

・オバマ大統領、献花の祈りは「戦後」を変えるか - Yahoo!ニュース
http://news.yahoo.co.jp/feature/196

・得意の“謝罪要求”をしない朝日新聞　広島訪問でオバマ大統領がすべきこと - デイリー新潮
http://www.dailyshincho.jp/article/2016/05270556/

・オバマ｢広島演説｣に世界の注目が集まるワケ - 東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/119556

ナガサキ消えたもう一つの「原爆ドーム」　（文春文庫）

発売日：2013年07月10日頃
著者／編集：高瀬毅
出版社：文藝春秋
サイズ：文庫
ページ数：318p
ISBNコード：9784167838683
長崎・浦上天主堂の被爆遺構には、世界遺産・広島「原爆ドーム」にも匹敵する価値があった。しかし戦後１３年目、取り壊され地上から消えた。当初保存に積極的だった市長は、なぜアメリカ外遊の後、「資料として無意味」とまで翻心したのか？渾身のノンフィクション。東日本大震災の遺構撤去をめぐる補記を附す。

今日の注目ニュース見出し

サミットに先立ち行われた日米首脳会談では沖縄で米軍関係者による女性死体遺棄事件について意見がかわされ、会談後オバマ大統領は深い遺憾の意を表している。両首脳表情が非常に厳しく、当然日本人が亡くなっているわけでそういったことになるのだろうが、安倍総理も怒りを伝えたということを言っている。２０分ほど費やしているが通訳を入れれば１０分くらいでしょうか、やり取りとしてはそれほど突っ込んだ話ではないようだ。つまり、表情は怒った表情にはなっているが、実質的にそれで日米が何をするかといえば、あまり具体的なところはないようだ。

まず一般的に少年同士が殺人まで発展するような暴力事件を引き起こす件数は年々減っている。小学生でこういったひどい暴力によって相手を殺害までしてしまうケースを聞くとギョッとしてしまうが、実は小学校の４～６年生くらいにかけてが一番ひどい暴力を生徒同士で行い易い年齢のようだ。
そして、中学生になると小学生に比べて暴力の割合はかなり減っていく。そもそも、いじめ自体がもっとも多いのが小学生の高学年で、あるいはストレスなどで衝突に発展しがちなのがその時期であることが上げられる、もうひとつは学年が上がっていくにつれて、暴力系のトラブルが減りコミュニケーション操作系のトラブル（陰口・無視・悪口・誹謗中傷）など形に残らない非暴力的なトラブルの割合が増えていくことになる。
そのことからも、小学生高学年というのはこのようなトラブルが起きやすい時期と言える。

なぜ防げなかったのかということを考えると、もっとも重要なのは大人がどう対応したかである。教師が近くにいて止められなかったことがもっとも問題だ。
近くにいた友達どうしてどうして止められなかったのかと言われることもあるかもしれないが、子どもが子どものトラブルに対して介入してそれを諌めるというのは、かなり高度な社会スキルを要求されるものだ。それを子どもに求めること自体、酷なことでもある。

教師が認知するまでにどれほどの時間差があったのか、どうしてそもそも教師の目が離れていたのか、いじめというのは教師の目を盗んだタイミングで起きるものなので、監視を強めるという意味ではなく子ども同士のトラブルに対して適切に対処するために大人が近くにいるということが重要になる。
そういった面では、どういった環境でこういったトラブルまでエスカレートしてしまったのか、つまり、段々暴力が激しくなっていった結果としてぶつかり合いになったということになるので、その前にふざけあいの段階からどうして指導できなかったのかということも含めこれから検証する必要があるだろう。

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