ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Dec 29, 2006
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カテゴリ: 映画、テレビ
「今宵の君は……」

 クリスマス映画は世に山ほどあるけど、大晦日や年越しの時期に限って描かれた映画は少ないような気がします。
 ケネス・ブラナー監督・主演の「ピーターズ・フレンズ」は、題名どおり、ピーターとその旧友が彼の豪邸にて再会する男女六人年越し物語。霧に霞む館での密室劇でもあります。

 この映画、配役がスゴい。泣く子もだまる英国演劇界(ケンブリッジ系)の重鎮が見事に揃ってます。
 脇役すら一流。名前忘れたけどエマ・トンプソンのお母さんとか。(この女優さん、こないだ観た 映画「敬愛なるベートーヴェン」 にも出てました。)

 このイギリス版「友だちの輪」のなかにアメリカ人女性のみが溶け込めないところも可笑しいし、年越しの瞬間を静かな語り(告白)で迎える感動のラストももちろんいいけど、この映画のハイライトは、主役六人全員の歌う「今宵の君は The way you look tonight」の場面かと。

peter's friends


 オリジナルは1930年代の曲らしい。

 それにしても、現在アメリカのドラマ(「ハウス」という病院もの)で大人気の俳優ヒュー・ローリーが、こんなにピアノが上手かったとは! ほんとに弾いてるらしいです。ギターも弾けるとか。
 ほかの役者たちも口パクではないように思う。みんな芸達者です。

 こんな地味な映画、今さら取り上げるのもナンですけど、純粋に役者魂がぶつかりあってできているのが観ててわかるし、舞台でホンモノのお芝居を観ているような映画って、やっぱり惹かれます。
 クリスマスのキチガイじみた喧騒から解放されたこの時期、まさにピッタリの映画です。(日本では、年賀状書きとかでまだまだ師走の真っ只中かもしれませんけど。)





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最終更新日  Dec 30, 2006 10:47:07 AM
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