ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Mar 17, 2007
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 今日は、東京西麻布の隠れ家的な料理屋さんで、新婚のMさん夫妻と夕食を楽しみました。

 普段外国に住んでることを言い訳に、僕はいまだに彼らのご結婚をきちんとお祝いしてませんでした。やっと再会できて感無量。お二人の「のろけ話」を肴に夜はどんどん更けていきました。

 ところで、今宵は、店内に流れていたコテコテの歌謡曲に思わず反応してしまいました。失礼かとは思いつつ、M夫妻との会話もそっちのけで聴き入ってたりして。

 海外に住む日本人はおそらく誰でもそうだと思うけど、普段、洋楽ポップスなど歌詞の意味がチンプンカンプンな音楽を聴かざるをえない環境のなか、たまぁに聴く日本の歌は実に新鮮に響きます。 歌詞を聞き取れる悦び とでもいうのでしょうか、無意識のうちに詞の内容にかなり敏感になってしまいます。

 そして、それがまた逆にイライラする原因にもなりえるのです。近年のJポップスは、癒し系の曲で一部例外はあるものの、やはり無駄に英単語が散りばめられてたり、抽象的な日本語だけで構成されてる歌詞が多すぎます。
 どうせ歌詞に翻弄されて気が散るんだったら、純粋に音楽や言葉の響きだけを楽しみながら外国語のポップスを聴くほうが気楽でいいとさえ思ったりもして(笑)。現に、イタリア語の軽妙なポップスなどは耳に優しく楽しい。

 そんななか、ここのレストランの選曲には脱帽。店長さんの趣味なんだそうです。フォークやニューミュージックの勢いが萎えかけてきて、でもK室哲哉氏らが台頭なさる前の、まさに微妙な時代の曲が厳選されてました。

 当時の歌謡曲の歌詞って、下手するとかなり男尊女卑だったりして苦笑してしまうけれど(演歌よりはまだまし?)、なにはともあれ、昭和末期にタイムスリップしたような、そしてニッポンに帰ってきてることを改めて実感した不思議なひとときでありました。






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最終更新日  Mar 18, 2007 09:06:00 AM
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