ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Mar 25, 2007
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「冬のソナタ?」

 日本を去る日まで一週間を切りました。その前にどうしてももう一度レッスンを受けておきたく、師匠M先生のもとへ伺いました。

先月のレッスンではモーツァルトのコンチェルトを診ていただきました が、今回はガラリと変わってベートーベンのソナタ7番(1楽章)!

 氏のハ短調にふさわしい名曲ではありますが、弾くほうは大変。激しい情熱や熱情をフォルテやフォルティシモで絶唱したくとも、やたらとピアノとかスフォルツァンドピアノで抑えこまれてしまう。内へ籠っていく感じの、あるいは内面から訴えかけてくる感じの、良くも悪くもソナタ的な曲。

 今日のレッスンでも多くのことを学びました。重音はたっぷり伸ばすのか響きを作って短めに切るのか、八分音符は飛ばすのか飛ばさないのか、長いスラーは弓の都合で切り分けるのかオリジナルに忠実に従うのか。
 テンポの揺らしや「ため」については、ピアニストのことも意識した弾き方をするようにとのご指導もありました。

 それにしても、親しみやすいタイトルが付いてる曲じゃないのにマニアに?人気を誇るのもわかります。すごくかっこいい曲。そういう意味で交響曲7番の位置づけと重なります。

 なお、同じベートーベンの5番「スプリングソナタ(春のソナタ)」に対抗して、近年は「冬のソナタ」と呼ばれているようですが?、実際には「冬」以外のいろんな表情をも次から次へと見せてくれます。
揚子江 ?)、幸福な長調で踊りのリズムが出てきたり。かと言って、管弦楽曲のように、手を変え品を変え楽器を変え、多彩な音色や強弱を用意できるわけではありません。ほんとうに頭を使って考えながら一音一音弾かなければなりません。

 今回も充実したレッスンでした。が、自分にはまだまだ無理めの曲だったかも。
 ベートーベンの作品番号ではたかだかOp30で、第3交響曲「英雄」すら書いてない頃なのに、こんな大曲を書いてたことにはただただ脱帽。

 ちなみにこの楽章は、僕の最も好きな指定である コンブリ系(アレグロ・コンブリオ Allegro con brio) 。またの名は 「荒れるよコンブ漁」





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最終更新日  Mar 28, 2007 08:41:05 AM
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