ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Jan 12, 2008
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カテゴリ: 映画、テレビ
「年の差なんて」

 なんとも静かで渋ーい映画だった。
 昨日の日記に書いた「シックス・フィート・アンダー」で不良少女を演じたローレン・アンブローズが、今回は一転、文学少女役。
 彼女を含め、登場人物はわずかに三人(プラスアルファ)。年老いた作家(妻とは離別)、彼のひとり娘(40歳独身)、そして修士論文の取材と称して作家に近づく女子学生。

startingoutintheevening.JPG http://www.startingoutfilm.com/

 ニューヨーク在住の老作家と若者との交流を描くという設定は、ショーン・コネリー主演「小説家を見つけたら Finding Forrester」(2000年アメリカ)とダブる。でも、もっと切なく苦しい大人な映画。
 僕の気に入っているアッパー・ウェストサイド地区の日常風景も満載で、その点は単純に親近感を持てた。

 印象に残った場面はいくつかあるけど、興味深かったのは、学生が作家に突っ込んでいくところ。小説の登場人物って、作家自身(あるいは作家の家族や知人など)が少なからず投影されるはず。そして、無意識のうちに作家の私生活が作品に反映されてしまうもの。

 あと、ひとりの作家、ひとつの小説が読者の人生に多大なる影響を与えることがあるという事実を踏まえながらも、この現代社会で小説を読む人は確実に減っていくだろうと警鐘を鳴らしてる場面もあった。



 役者陣が地味だし、題名が長ったらしく意味不明なので敬遠されそうなものの、なんか大きな賞でも獲れば日本や海外で配給される可能性はあるかも。今日の映画館、一応混んではいた。

 トリビアとしては、作家の娘役のリリ・テイラー、やはりドラマ「シックスフィートアンダー」に重要な役どころで出演していたので、ローレン・アンブローズとは再共演ということになる。





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最終更新日  Jan 14, 2008 04:09:01 AM
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