ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Nov 15, 2008
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 久しぶりにNYフィルを聴いた。

 整然とまとまった演奏という印象。細かぁーく音づくりをして築き上げたに違いないのに、それを感じさせない余裕ある奏法がこのオケの特長か。

 しばらく見ないうちに団員さんがかなり替わったような。ますます国際化して、しかも若返った感じ。そういや昨シーズンは北朝鮮で公演したりして話題になってた皆さん。
 曲によっては弦の1プル8人全員が女性。後ろにおじさんをずらりと従えて颯爽と弾くお姉さまがた、かっこよい。

 今夜の演奏会、ひとことで言うなら、大陸っぽく東っぽかった。

 棒はロシア人アンドレイ・ボレイコ(客演指揮)。ちなみに音楽監督のロリン・マーゼルは今季限りでフィルを去る。

 演奏されたのは全て20世紀もので、半ばぶっ飛んじゃってる楽曲ばかり。

リャードフ:キキーモラ作品93(1909年)
ハチャトゥリアン:バイオリン協奏曲(1940年) ギル・シャハム独奏
ギヤ・カンチェリ:Abii ne viderem(1992年)
ストラビンスキー:火の鳥(1919年)

 初めて聴くロシア人作曲家リャードフも興味深かったし、グルジア人作曲家 Giya Kancheli の曲(弦合奏、アルトフルート、ピアノ、ベースギターのための)の静寂も趣があった。
 「火の鳥」は思ったより小編成(第1バイオリンは全6プル)だったものの、管につぶされることなく芯のある響きを作ってた。

 でも、今夜の白眉はやっぱり ハチャコン っ!
 シャハム氏が、舞台上で与えられた二畳ぐらいの立ち位置を存分に動き回りながら、適度にこぶしを効かせての熱演。お見事。

 この協奏曲、自分にとって思い入れのある曲でもあり。
 以前に所属してたオケで、プロのバイオリニストをお招きして演奏したことがある。譜読みには苦労したし、しかも自分はコンマスだったので、指揮者、独奏者、オケ団員のはざまで精神的に参ってしまった。以来、当然のように封印(笑)。CDは持ってるのに何年も聴いてなかった。

 今夜久しぶりに聴いて、やっぱり名曲だと再認識。ナマで聴ける機会がもっとあればよいのにと思う。





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最終更新日  Nov 21, 2008 09:00:04 AM コメント(4) | コメントを書く


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