ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Sep 13, 2009
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カテゴリ: 映画、テレビ
「マキバ系」

 1969年ニューヨーク州北部で開催されたウッドストック音楽祭の舞台裏を描いた作品を観た。


<あらすじ>

 会場の都合で開催が危ぶまれていたウッドストック祭。都会にあこがれ、故郷を捨てたはずの地元の青年が、ひょんなことから主催者として関わることになり、近所の農夫の所有するだだっ広い牧場を提供する。
 安宿を営む両親、ベトナム帰還兵の友人、音楽祭開催に反対する地元の村人たちなど、クセのある人びとと話し合いながら、祭りを盛り上げようと奮闘。そして当日、予想を遥かに超える数の若者たちが押しかけてくる。

Taking_woodstock.jpgドキュメンタリーではないものの、実話がもとになってる


<感想>

 日本でもそのうち公開されるはず。
 日本の配給会社は誇張表現が上手いから、たぶん、「全米ぢゅうの若者を熱狂させた伝説のロックの祭典が、今ここによみがえるっ!」とかなんとか宣伝しちゃいそう。んでもって、騙されて観に行くロックおたくが続出しそう。

 そのへんをわきまえず、ハリウッドの娯楽超大作かと期待して観ると失敗する(しました)。

 「タイタニック」でJ.キャメロン監督が狙ったように、壮大な史実を再現しながらも、登場人物の愛だの恋だのにも焦点を当てようとすると、やっぱり二時間以内にまとめるのは絶対に無理。

 役者陣では、英国人イメルダ・スタウントンが母親役(ロシア移民のユダヤ人)を演じてて、意外にはまり役で笑えた。
 そもそも脇役が多いので注意。どの役もそれなりに重要で気が抜けないものの、いろんな個性や人間関係を詰め込みすぎてて、観ててちょっと疲れる。

 次々と登場する小ネタにはウけた。地元の商工会議所の届け出には、「弦楽四重奏の演奏会の開催」としてた、とか、会場視察に来た興行主が、地元特産「まきば牛乳」を振る舞われて感銘するとことか。

 肝心のヒッピー文化については、予備知識がなくても他人ごととして一応は楽しめる。僕個人としては、サイケデリック(psychedelic)という単語の真の意味がやっと理解できたような気がする。

 でも、やっぱり熱狂ライブの場面も少しぐらい再現してほしかった。
 あれだけのエキストラを集め(もしや特撮?)、それっぽい場所でロケを敢行してるし、かなりの金を費やしてるはず。そこまでやるんだったら、あと一歩。

 ちなみにこの映画、登場人物が全裸になって騒いだり麻薬でラリったりする場面が出てくる。米国版映倫さんからは見事R指定をご獲得。


追記

 もしかして、今年が米ロック界の節目の年となり、のちに伝説として語り継がれるようになるかもしれない。ってゆーか、現代のように薬物投与とか麻薬の常用が音楽界で広まってることを考えると(日本もしかり)、ヒッピー文化なんてまだ可愛いほう?






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最終更新日  Sep 15, 2009 09:10:37 AM
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