アドリア海に浮かぶ「教会」
訪れた街では、できるだけ高い所を探して登るようにしています。街の全体像が把握でき、より親しみを感じることができるからです。
ヴェネツィアで目を付けたのは、教会が海に浮かんでいるようにも見えるサン・ジョルジョ・マッジョーレ島の鐘楼です。
島までは水上バスで5分ほど。教会に入って奥に進むと、鐘楼に上るエレベーターの入り口があります。
入り口の前でしばらく待つと、しかめっ面した神父が1人。集まった観光客から3ユーロずつ集めてエレベーターで最上階に。観光客が降りるとまた次のグループを乗せるため下に。まるで エレベーターガールのように働く聖職者に敬意を払わざるを得ませんでした。
鐘楼から眺める景色は格別。蛇行するいくつもの運河が独特の景観をつくりだしています。
特にバロック建築の傑作、白い丸いドームの聖堂がひときわ目をひきます。
あまりの美しさにこの場からなかなか離れることができませんでした。
その間にも、くだんの神父は、いくつものグループを上へ下へと運んでいました。

(2006.1.29)
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