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昨日は三橋経済塾第十二期第十一回講義開催日でしたが、 望月先生が解説された「利潤主導型インフレ」 は、なかなか衝撃的でした。
輸入しているエネルギーコスト、さらには運送費等が上がったとしても、それをそのまま価格に転嫁し、かつ人件費は上げずに、利益を確保する。むしろ、利益を膨らませる(アメリカで起きていることです)。
企業が「それ」を実現可能な環境の場合、金融・財政政策はほぼ無効化されます。物価上昇という問題の主因が、
1.株主資本主義(利益最大化を求める圧力)
2.寡占化(コストアップ分を普通に転嫁できる)
になってしまうため、 それこそ「構造改革」が必要な局面
という話になります。
また、これまた望月先生が指摘された通り、「食料」「家賃」「エネルギー」等、我々が日常的に「消費」している産品が上昇しているインフレ期に、「中央銀行による利上げ」という対策は、ナンセンス極まりない。 というか、普通に頭がおかしい。
なぜ、中央銀行が利上げするのか? もちろん、我々にカネを「借りさせたくない」ため
です。
でもね、 カネを借りて食料やエネルギーを買い、家賃を払う人っています?
これが、投資ならば分かるんですよ。
投資(あるいは投機)が過大になり、物価上昇で国民が困っている。ならば、利上げ、というのは分かるのですが、 消費者物価指数が上昇しているから利上げ、は、意味が分かりません。
いや、我々は別にカネを借りて消費はしていないから。
要するに、利上げでカネを借りられなくし、企業の資金繰りを悪化させ、失業者を増やし、彼らが購入する食料やエネルギーを減らし、安い家賃の家に移らざるを得ない状況に追い込むことこそが、
「消費者物価指数が上昇しているから、利上げ」
と、主張している連中の本音なんですよ(サマーズなどは、そのまんま言っている)。
現在の日本は、未だにデフレーション。企業はカネを借りようとしません(そりゃそうです)。その状況で「利上げ」を主張する連中が少なくないわけですから、意味が分からない、。
確かに、輸入物価上昇に起因するコストプッシュ型インフレで物価は上がっている。 でも、別に我々は「カネを借りて」食料やエネルギーを買っているわけではないのだよ。
ここで利上げしたところで、我々が食料やエネルギーを買う量は変わらん。もっとも、利上げで資金繰りが苦しくなり、企業が倒産し、失業者が増えていくかも知れない。
そうなれば、確かに食料やエネルギーを買う「量」が減り、物価は抑制の方向に向かうかも知れんが、そうしたいのか?
―――――――――――――――――続く――――――――――――――――――
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