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めいてい君 @ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Feb 6, 2014
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カテゴリ: 自由が丘氏寄稿文
<その2   から続く>





13.アンティーク オークション。落札3件の興奮


ロンドン郊外の知人宅近くで参加。実際のオークション参加は初めて。

日曜日の10時~13時が下見。

パンフレットに出品物約500点の一覧表と売却希望価格が記載されている。

オークションは翌月曜日の17時より開始。

落札希望者は£10を供託し落札者NO札を貰う。

落札人は約80名。

日本人は私達だけ。

兎に角、この「セリ」のスピードの速いこと。



私達は5物件の「セリ」参加をしたが、予想外に「セリ」上がり、結局3件落札。

紅茶セット2点と アイボリー象牙製の19世紀の美人小絵画。

£120からセリ上がり£150で落札。

後者は今でも自宅の居間に飾られている。

この「セリ」中々興奮する。特に落札希望者が重複した時の

「セリ上がり金額のスピードの速い事、、、、速い事」。

あっと言うに間に決着する。どうしても欲しいと思っていた

「美人小絵画」、私達日本人がもたもたしているのを見かね

同情したのか、£150の時、にこっと笑い瞬時に木槌を打ち、

私達に落札させてくれた。汗びっしょりになった。


14.大英博物館所有の日本美術品の修復見学


今回の英国旅行の決断は、ロンドン在住のA夫妻のお誘いによることが強い。



20代に単身NYに渡り、メトロ美術館やボストン美術館等の日本美術品の

修復を30年近く担当。

昨年(1998年)から、平山郁夫財団の招聘で大英博物館所有の

日本美術品の修復を担ったもの。その数は数千点と言われるが、

特に書画類の保存状態が悪く、5年間の約束で担当している。



大変な作業である。

表面の絵画面と何枚かの裏打ち和紙を一枚一枚丁寧に剥がす。

剥落や欠落部分の補充、修復。

なにせ、数百年間手づかずの屏風。

当時の色、染料、顔料、紙、糊等を出来る限り模索し、

その時代を再現するのが主眼。それはそれは気の遠くなるような作業である。

私達が何気なく見る美術館の古美術、

この様に裏方の人達が黙々と細かい手作業で修復した結果である事を

垣間見て頭が下がる思いであった。


15.美術館は、大英、ナショナル、テイト美術館


大英博物館の目玉は、中近東、エジプト、ギリシャ等からの石像、

宝飾品、ミイラ等。

あの「ロゼッタストーン」が静かに鎮座する。

トラファルガー広場にあるナショナル美術館、ダヴィンチの「岩窟の聖母」等。

そして、テイト美術館は、何といっても、ターナー寄贈の約300点に尽きる。

昔、東京でターナー展を見学した事があるが、

極く普通の英国風景画程度の印象しかなかった。

今回、英国の気候、風景、花々木々、空、雲、雨、風等を実際に見た後だけに、

まさに、ターナー絵画は「英国そのもの」との確信を持った。

あと、見逃してならないのは、ミレーの「オフィーリア」。感動に尽きる。

世界各国の経済や豊かさの比較基準として、

国民総生産額(GDP)とか一人当りの国民所得(GNP)、

そして、ブータンが提唱する国民総幸福度指数(GNH)がある。

そんなことの延長線として、国別「文化芸術度指数」なんて事を考えた時、

英国は仏国と並ぶ超大国であろう。





16.ゆがんだ窓ガラス


バースに、1600年代から続く「サリーラン」と言うパン屋さんがある。

クロテッドクリームをたっぷり附けたスコーン、

ふんわりとした感触そして僅かな甘味、その素朴な美味しさを堪能。

ちょっと旅の感傷に浸りながら2階の窓際の席からぼんやりと街並み眺める。

するとガラス越しに見える街の風景は、ぼんやりと歪んだ様に見える場合と、

外の景色や人並みなどがはっきり見える場合がある。直ぐに気がついた。

ぼんやり見える風景は、建設当時からの破損されていない

年代物の分厚いガラス越しに見たためである。

兎に角、古き物を大事にするお国柄ゆえもあるだろうが、

年代物と最近物が混在するガラス窓、それを透かして見る街並み、風景。

見透かすガラスにより、全く違う風景になる事が、

なぜか、何故か、大変面白かった。

他の街でも同じ様な体験があった。

やはり、歪んだガラスで街を見てみた。

そろそろ、、、終わりに、、、、

 生活は質素に、、、生き様は高邁に、、、

英国病、元気の無い英国、斜陽の老大国、

不味い英国料理、霧のロンドン、頑固、保守的、気難しい英国人など等、

英国に関する良くない評判は多々ある。

ただ、僅か1ケ月足らずの小旅行であり英国を語るのにおこがましさもあるが、

正直な感想を述べれば、

「英国は、決して、捨てたもんじゃない、、、」 である。

大英帝国時代の栄光の再現は望むべくも無いだろうが、

サッチャー以降の政治等において徐々に明るい芽や活力が出始めて居る様である。

兎も角、歴史からの延長線にある英国人の生き様、

個々人の尊厳と責任の付与とか政治への個人参画、

そして自然との共生感など等、

それらを、何となく、肌で感じる事が出来た、

とても面白き「旅」でもあった、、、、、、、、、

私は、英国、イギリスが、何となく、、、、

大好きである、、、、、、、


(2014年2月一部修正補記)


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*** 寄稿文の挨拶の転写 ***

早いもので、、今年も、、、2月の立春。

でも、先程、、、雪がぱらつきました、、、、

これからは、、、梅1輪1輪の温かさ、、、になるようです、、、


さて、私の知人のお嬢さんが、今年の9月新学期から

ロンドンの日本人学校の先生として、赴任します。

こんな話の中、、、「私は1999年に、1ケ月程

英国、ロンドンに滞在したことがありますよ、、、」

と、話した所、是非とも、情報として知りたいとの事でした、、、


そこで、当時の手書きの「メモ」を書き直し、紀行文風に纏めました。

少し古いのですが、、、内容は、現在と左程違いが無いはずです、、、、

貴兄のブログの穴埋めにでもして頂ければと思います。

ちょっと、、、寒いようですが、、、、くれぐれも、、、ご自愛下さい、、、、

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有難く寄稿を受領いたしました。






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Last updated  Dec 3, 2019 10:30:27 PM
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