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先日の新聞では、厚い氷で長い間閉ざされ、長い眠りについていた北極海が
地球温暖化により、地域的にはロシア側の氷が融け始めて
資源開発や北極海航路利用の可能性が出てきているという。
読売新聞やAFP通信などのニュースを参考にする。
昨年11月に気象サービス衛星を打ち上げたウエザーニュース
は、北極圏の氷床面積の縮小(1988年→2013年)を確認しており、
北極圏航路の船に氷の動きを観測して情報サービスに
活用する予定だそうだ。
石油天然ガス・金属鉱物資源機構による試算では、ノルウェー~日本まで
LNGを海上輸送する比較を1.北極海航路、2.スエズ運河経由航路で
行っている。
1.北極海航路では輸送日数:18日超、輸送費用*:33万ドル、輸送問題:
通年航行不可能<*本来は214万ドルだが露政府の支援で低価格となる>
2.スエズ運河経由航路では、輸送日数:37日超、輸送費用:41万ドル、
輸送問題:海賊リスク、政情不安
が、比較結果である。
北極海航路の貨物輸送は2010年には4隻、2013年には71隻であり、
露政府に申請中の船は400隻超という。
北米大陸ではシェールガス開発が進み欧州にも流れる見込みで、
露も自国のシェールガス資源をアジアへ輸出したいために注力している。
日本の国際石油開発帝石は昨年12月にデンマーク領グリーンランド沖合に
3つの石油鉱区を日本企業として25年かけて初めて取得した。
出光興産はノルウェーで8割以上の生産をしているが、気象、地下構造など
情報収集している。
米地質調査所は2008年に、世界の未発見資源のうち、北極圏に天然ガスで
30%、原油の13%があると推定している。
日本海運会社では、三光汽船が2011年に北極圏を初航海したが、独自に
砕氷船まで出して北極航路を探索している中国、韓国に比べて出遅れが
目立っているという。
北極航路の資料:AFP通信などより
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