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★
学術書では、絶対に、ありえない、つまらない分析かも知れない。
それは、経済分析には多くのファクターが絡み合うからである。
ここでは、ただ、特徴を掴む手段である。
・・・
「一次エネルギー1単位を使用してのGDP(付加価値)成果」を
中国、韓国、日本、米国について比較してみたい。
日本のように、小資源国で、原料・中間品を海外から輸入して付加価値を高める
しかない輸出願望の国は高くなる。
自国の原料を採掘し、それを加工する国では、生産効率は低く出るのである。
米国の場合は、資源国でもあり、農業もあり、工業国と言っても、
付加価値効率面では日本より低くでているのかも・・・
中国は如何に付加価値を向上するかを図るべきであろう。
★
・ 消費一次エネルギー当たりの名目GDP :中国のみは2014P
(10億ドル)/(百万toe)
| a/b |
5.74 | 6.13 | 6.27 | 6.59 | 6.70 |
|---|
★
此処で、昔メキシコに行ったとき1980年に感じたことをふまえて、
日本の特徴を纏めてみよう。
メキシコは米系企業の経営を学んでいると思われるからである。
また、メキシコ経済は、国内の米系企業や国境に存在するマキラドーラを通じて、
米国の加工工場の色彩を一部有していた。
| 特徴 |
内容 |
|---|---|
| 国民性 |
日本人は、狭い国で切磋琢磨してきたことで「せっかち」であり、しっかり者が多く、節倹な小金持ちが多く、一応の教育水準にある。日本は四季がハッキリし、台風、地震などの自然の脅威も頻繁にある。感覚は磨かれ、文化には「粋」が見え隠れし、また、日頃から蓄えが必要であるから、節倹の精神が強い。 メキシコ人は、ノンビリした「アスタマニヤーナ=明日は明日の風が吹く」タイプが多く、(日本人の先祖が太陽神を崇拝したように)マヤ(→アステカ)の長期暦を信じ、勇者は神の元に行くことを誇りに思うだけであった。貧困な場合は道徳よりも生き抜くことが優先するなどの許容範囲の広さをもつ社会。 西洋人が持ち込んだ銃社会では「その場しのぎの即答要請」から曖昧さは消えて、「嘘」でも答える風潮が生まれたようである。彼等の責任ではない。 |
| 会社での 人間関係 |
日本人は「村八分」になることを概して嫌い、それが会社でも「会社人間」のような忠誠心にかわる。 メキシコでは直接の上下関係には興味があるが、横の関係には無頓着であるために、日本のような横断的や、全社的な改善TQCが難しい。 |
| 自社工場内 |
日本の工場では熟練工を中心に伝統的な技術・ノウハウが蓄積され、新しい工夫が絶えず加えられる。革新的な製造技術は、ほとんど公開されることなく、工程内の改良に役立ち、新しい商品開発に利用される。特許件数が多くないと言っても、実は企業内での隠れた技術革新は途方もなく進化している。自社は得意な技術分野に特化し、不得意な部分は切り捨てて、外注・仕入れで賄う体制が可能=普通、なのである。 メキシコの工場では、ほとんど一貫生産工場に近かった。外注しようにも、仕入れようにも工場が近くにないなどである。自社工場では慢性的に稼働が低い不採算工程までを抱えざるを得ない。 |
| 外注・仕入 工場関係 |
日本では分野毎に世界一の企業があるほど分業が進み贅沢な品揃えが出来る。トヨタなどに見られるように部品を看板方式で流れ作業化できる。 |
| 企業間信用 |
日本では、豊富な個人貯蓄をバックに、民間銀行が企業に厳しい審査のうえに信用を供与し、膨大な企業間取引が成立している。政府も傾斜的金融構造で産業育成してきた。最近では企業自体が力を付けてきた。 後進国では、資金が不足気味で、企業間信用は未発達。 |
| 日本の国際 分業 |
日本はもともと貿易立国を目指し、乏しい原材料資源を外国から輸入し、加工して、国内供給・輸出してきたが、国内賃金が高騰したため東南アジアに工場を建設し、国内では半加工品を輸入し、完成品にしたり、超精密金型や稀少な素材などを生産し、外地委託生産で一部加工・完成品にして再輸入・輸出している。国内分業が、そのまま国際分業に拡大している。 |
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