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★
諸兄は、当然ながら、
「メディアンライン MTL =中央構造線断層帯」を
ご存じなのだろう。
MTL =Median Tectonic Line

<WIKIPEDIA:赤線=中央構造線断層帯、
青線に囲まれたのがフォッサマグナ>
小生は四国に限れば二つの島がぶつかって構成されている
と聞いたことがある。
今回の地震はMTLの九州地区で起きている。
呆けの小生が思うのは、昔のことだが、
阿蘇山火砕流が熊本に向かって
MTLに沿って流れた可能性が高く、
固まらない火砕流(=「おひとがし」)が
この断層のあちこちに埋まっている。
その不安定な地層により地盤が脆いのではなかろうか。
あくまで呆けの妄想である。
★
小生の自宅は近くに街道があるために、
陥没場所を大型トラックの轍が通過するたびに
ズシンと地震のような衝撃が走る。
★
昨夜は何かズンというような感覚があり
天井蛍光灯の紐を見ると揺れているような感覚である。
・
TVを付けたら4月14日21:26に、
九州熊本地区で局所的「横ずれ断層型」大地震という。
「 平成28年熊本地震 」
<・・16日にさらに、大きな「本震」が起こっている・・>
と命名されている:
マグニチュード6.5,最大震度7、
震源は「熊本・益城(ましき)町」直下11km(比較的浅い)で
津波は発生していない。

<気象庁地震速報より>

<震源:熊本・益城町直下11km(地図は一般の地図を借用)>
★
夜間なのでTV局の画像では局内の混乱ぶり、
市外の電灯の上下左右の揺れなどが
地震の大きな揺れを示していた。
TVで見ると昨夜は停電も感じなかったが
実際には停電地区もあり、
翌日には家屋崩壊、屋根瓦の損壊なども報告されている。
名城・熊本城の天守閣あたりも
屋根瓦が損壊しているようである。

<熊本城損壊:読売新聞ヘリからの撮影による画像>
死者は9名(益城町8名、熊本市1名)、負傷者886人、
(本日午前11時現在)、避難者1万5千人余。
益城町には断層帯( 布田川断層帯X日奈久断層帯 )が
交差しており、
余震が次々と続いている。
★
小生のブログでは2012年7月中旬に、
南阿蘇村集中豪雨被害を報告した。
当時は59年ぶりの豪雨で、多数の死傷者、
住宅浸水を出した。
当地区には「(黒い?)シラス土壌= シラスドリーネ 」があり、
水捌けはよいが土壌が脆く水害には弱い土地を含んでいる。
(「シラス台地」というと、姶良カルデラの噴火で火砕流が大量に
薩摩半島などに降り注いだことで有名であるが、阿蘇山の
噴火でも同様の火砕流は熊本方面の河川沿いに
流れている。「大人足= おひとがし 」と呼ばれる「 黒シラスの土壌 」
は、低温のために固まらなかった火砕流堆積物である。
地下水浸食でも穴が開き突然崩壊する。
崩落した窪地は直径1mから数キロメートルに及ぶモノもある。
第二テクノポリス建設地が「おひとがし」を含んだために、
その部分を公園化したことで知られる。)
★
今回の被災地では屋根瓦が剥げ落ちた家々が目立っている。
被害の集中地はほぼ一線にあるが、構造線と一致している。
阿蘇山からの流れにも類似しているようである。
「おひとがし」とは無関係なのだろうか。
地盤が弱そうであり、
到来間近な雨雲の接近が不気味である。
復旧よりも、早期に避難所への待避を進める必要があろう。
大雨で河川氾濫などの起きない場所への待避を願いたい。
被災された方々の無事を祈る。
★
局所的地震であり、近くの阿蘇山噴火誘導の懸念はなく、
南方の(薩摩)川内原発も正常に運転中であるという。
ともかく、この程度の被害で治まって貰いたいモノである。
今しばらくは復旧工事での余震(既に130回以上)による
二次災害被害を出さぬように、
また、到来することが判っている豪雨で三次災害被害を出さぬように
しっかりした避難所で待機するべきであろう。
★
今回の地震を、
地震研究家は局所的な地震で片づけている。
しかし、MTLという広範囲の構造帯でみると、
昨年7月には「熊本」のMTLの東方に当たる日向灘で
マグニチュード 「5.7」、
最大震度 「5強」 の地震が先行している。
今危惧されている南海トラフ地震の前触れかもしれない。
なにせ、四国では四国山地に向かって
高知県側から強力な圧力が掛かっているのだから。
その歪みが阿蘇山を通り越して熊本で断層を破壊したのかもしれない。
南海トラフ地震の前兆?なのか、発散?なのか
「構造帯地震」のメカニズムを東京大学地震研究所で解明願いたい。
四国電力の伊方原発の立地は構造線の上にあることは知られている。
原子力規制委員会は
「 今回の最大震度7を伊方で想定 」しているだろうか。
多少心配になった・・・
★
呆けの空想に過ぎない。
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参考:気象庁 週間天気予報:九州地区

<A,B,Cは予報確度の高い順>
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