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<気象庁:地震速報より>
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熊本・益城町を震源とする14日夜半のM7の「熊本地震」は、
その後の余震が増加し、「熊本県~大分県にまで影響が及び」、
16日の午前3時には「M7.3」(速報では7.1を訂正)
「最大震度6強」を継続的に記録した。
気象庁は14日夜半に発表した「熊本地震」を予震「=前震」に切り替え、
16日未明のM7.3を「熊本地震の本震」とすると発表した。
M7.3では、活断層の断面が地表に現れているのが見つかっている。
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熊本地震は大きく見ると4カ所でのほぼ同時多発地震であり、
「熊本の日奈久断層帯;最大M6.5」、
「布田川断層帯;最大M7.3」
「南阿蘇村;最大M5.8」、
「大分県中部;最大M5.3」
などでの同時ないし時間差多発地震であった。
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地震学者は震源として活断層の活動が実証されたというが、
「予震」と「本震」と「余震」の区別が付かないのは
科学の限界という?
[地面の下のことは判らないというようだが、
宇宙線などを利用して地質構造や、地震メカニズムを
早く解明願いたい]
///
余震が続いており、南阿蘇村などでは山の斜面の崩落、
道路・橋梁破壊、家屋倒壊、農業用溜め池崩壊などが起きている。
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一時的に、九州、中国、四国地方にまで
広範な緊急地震警報が発せられたが、
現在の所、日向灘を震源とする
大地震は起こっていない。
20日14:15現在までに48人の死者が報告され、
内訳は14日の予震時は死者9名(熊本市1名、益城町8名)で、
その後は39名(益城町12名、南阿蘇村など)が加わった。
(地震後の家財整理二次災害でないことを願う)
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停電、ガス・水道供給中止、鉄道(脱線)・航空運行休止など
インフラ面の支障が出ている。
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2012年7月には
南阿蘇村が集中豪雨で大きな被害を受けており、
今回、震度6強の震災を被っているなかで、
豪雨が迫っていることからさらなる二次被害も懸念される。
当地区の地盤は黒シラス土壌 であり、脆いことが知られている。
(黒川地区という地名は黒シラスとは無関係?)
山崩れが細長く起きており、黒い火山灰のような土が見える。
東海大学南阿蘇キャンパスが立地している場所でもある。
その他の場所でも、余震が続き、倒壊が激しくなっている。
二次被害が起きないように政府は日中の救助活動を
全力で推し進めているという。
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「本震→余震」という報道が、
「予震→本震(→余震)」という報道に変化したのは
2日後 である。
地震専門家は「判らない」と言いながら
敢えて安心させるような報道をしていないだろうか。
節倹を重んじる住民は後片付けに気を遣い
損壊している家屋で二次被害? を受けている。
今回の地震で、
「減衰・収束が判らなければ
危険を予想した報道をすべき である」
ことを学んだ。
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また、ほとんど言われていないが、
黒シラス土壌 が細く長く、あちこちに存在する南阿蘇地区の
危険な土壌について場所の把握・地質改良が必要であろう。
水道の断水対策も必要であるが、
豪雨による黒シラス土壌の氾濫の危険が喫緊の
対策とならねばならない。
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「付録」
小生は、「黒シラス土壌」と勝手なことを言ったが、
地質名称をより正確にいうなら次のようになる。
・火山灰土壌には、
軽石や「スコリア=scoria」を含む火山放出物があるが、
その内の「 スコリア
「スコリア」とは、火山噴出物の一種で、塊状多孔質のもののうち
暗色のモノで、岩滓。

<スコリア WIKIPEDIA>
・特殊な土壌としては、
「シラス=shirasu」は南九州に分布する斜長石英粗面岩質の火山堆積物
白い粉状成分が多く、大雨で崩れて白い崖を露出する台地を形成する
「ボラ」は南九州に分布する軽石の俗称
「マサ」は富士山周辺の火山砂礫層
その他の火山灰層では「アカホヤ、「オンジ」、「イモゴ」がある。

<WEBの地質調査資料整理要領案から抜粋>
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