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Aug 29, 2017

埼玉県でO-157の猛威　追加：　同じスプーンで販売用ポテトサラダなどの取り分けが原因？　トイレ・スマートフォンかも？

カテゴリ：病気・伝染病など

★

　　　＜知って得する病気の知識：「O-157感染症とは」日本医師会＞

　今月7日～11日にかけて惣菜業者：フレッシュ・コーポレーション

（「でりしゃす」を展開＝新聞報道）の

埼玉県、群馬県内の店舗で O-157食中毒事件が発生した。

　全国高校野球選手権で喜びに沸く埼玉県だが、

「彩珠」と語呂が同じ、埼玉県の「彩」のつくスーパー内の店舗などで

腸管出血性大腸菌＝ O-157が発生したことは誠に残念である。

食中毒の原因となる。

　埼玉県のこの総菜業者は、群馬県内の食品工場から仕入れて群馬、埼玉、栃木県の

34店舗に卸しハムやリンゴに混ぜ合わせていた。

　「ハムやリンゴの入ったポテトサラダ」を食べた人達　16人のうち　

12人が　O-157を発症した。

5歳女児が腎臓機能が低下する溶血性尿毒症症候群（HUS）を発症し重体、

2人（　4歳男児、60歳女性）が重症となったが、2人は快方に向かっている。

　群馬県の食品工場からは O-157菌は発見されておらず、惣菜店舗でも従業員を

含めてO-157菌は発見されていない。

　34店舗では客自らがスプーン、トングでポテトサラダをとりわけ販売する

方式であり 複数の客が同じスプーンに触れる状態

　県は惣菜店を21日から3日間の営業停止処分とした。

30日には同店で、マリネなどの総菜を食べた5人がO-157に感染したことが判明、

累計の感染者は20人となり、同店を3日間の営業停止処分とした。

　同店では来客用の総菜取り分けトングを複数の惣菜で使いまわししており、また、

調理の際に包丁、まな板を肉・野菜で使い分けしていないなどの「衛生上の問題」

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　また、8月25日には今月11日～12日に埼玉県川越市の飲食店でパスタ、ピザ

を食べた7人が O-157に感染し、4人が入院しているが、命には別条がない。

　この調査では、飲食店の従業員1名からO-157が検出されている。

/////////////////

　埼玉県では　2016年も真夏には　O-157の発生の届け出数が多い。

　2017年の夏は爆発的となっている。

　1月～7月末までは　30.2週にあたり、今年の夏は急増している。

（天候不順なことも関係しているかも）

1996年7月12日夜半から　8月16日にかけて堺市の学童などに猛威を振るった

O-157堺市学童集団下痢症事件では、9千人以上が感染し、受診者は　6,561名、

このうち入院者はピーク時 493名で、小学生 3名の死者 (*) がでた。

この時の原因究明では、特定の生産施設から特定の日に出荷された「貝割れ大根」が

最も可能性が高いと判断されている。

以後は、カイワレ大根についての衛生指導は徹底されている。

///////////

　O-157病原菌は

７５℃の１分以上の加熱、または、塩素で殺菌できる。

////////////

(*) この事件で 60日間入院後、退院して高血圧が続き、19年後に 25歳で死亡した

　　女性がいるので、実際の集団食中毒の犠牲者は 4名と言うのが正しい。

・埼玉県の県民への注意書き

★ 県民の皆様へ

　県内で、腸管出血性大腸菌による患者が急増しています。

　生野菜などはよく洗い、食肉は中心部まで十分に加熱して喫食しましょう。

　腸管出血性大腸菌はベロ(志賀)毒素を産生する大腸菌で、

　反芻獣(牛など)の腸内に一般的に存在します。

　重症化すると血便が出ることが特徴で、溶血性尿毒症症候群(溶血性貧血・

　血小板減少・急性腎不全)を発症することもあります。

　少数の菌で発症するほか、感染力が非常に強いため、食品への二次感染だけでなく、

　トイレなどを介して同居家族などに感染させることもあります。

★

＜全国ベース＞

国立感染症研究所NIID

　　発表0-157

　https://www0.niid.go.jp/niid/idsc/idwr/diseases/ehec/ehec2017/32w2017EHEC.pdf

★

トイレにスマートフォンを持ち込むことは　O-157感染への最大の危険と言う

　ことが判明している。

　もしかして、O-157病原菌＝トイレ→スマートフォン→スプーン、トングなど食器類

　→食品（生もの、野菜など）→人間の口

　などのルートかもしれない。

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