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Oct 19, 2020

自由が丘氏の寄稿：小説：伊勢物語～(その２)「友人達からの再感想文」 & 遂に世界の新型コロナウイルス感染者が4千万人を突破 & 10/20 早朝の軽井沢から～おはようございます！

カテゴリ：自由が丘氏寄稿文

自由が丘氏の寄稿：小説：伊勢物語～

(その２)

　　「友人たちの再感想文 」

　　　　＊＊＊＊＊

・・・・・・
友人：「どこでもドア」さんから

　業平、少年時代から　百人一首で

かみよ
*　ちはやぶる　神代もきかず　竜田川・・*

と馴染み、～　業平橋　～は生活圏。

　一方、伊勢物語の　業平像。

　なんと～面白や。

たかぎ　がんくうしゃんはい
　高樹のぶ子の作品は　 [ 甘苦上海 ] 　を読んだくらい。

　男女の絡みのタッチ、表からでなく、内視鏡で

じわじわ見つめていく表現が、印象に残っている。

　しかし、貴兄紹介のペストにせよ、本書にせよ、

・・・
時代が希求する風を素早く察知する「霊的ちから」、

凄し！　

　　　　　＊＊＊＊＊

友人：「Mr.六文銭」 さんから

　あなた!～お若いです、世の中に　絶えて……　、

いくつになっても雑念は消えぬものですね。

　実は私はだいぶ前から、

原則として小説を生活の中から消してきています。

　関心事である日本史、芸能史、美術史などとの

関連で必要な小説を読むということはありますが、

日経のこの小説もそんなことで

連載開始時に射程外におくことにしました。

　ここしばらくは

平安時代の” 往生要集 ”とその関連のものを読んでいて、

実は昨日はその関連もあって～

浄土思想が生まれた京都という町を知りたくて

平安京についての話を聞いてきました。

往生要集：上巻・下巻

　観光で何度か足を運んだことがある清水寺の裏山、

・・・向かいの鳥辺山（阿弥陀ヶ峰）ではなく・・・ 、

今では誰も足を向けない裏山の方には

無数の 五輪塔 が眠っていることを

そこで初めて知りました。

五輪塔：WIKIPEDIA

　平安京の雑事を取り仕切る役人、

左・右京職の担当の中の一番の汚れ仕事、

都にケガレが残らぬよう～

鴨川や桂川の河原に捨てられた多数の死体の処理や

生活汚物の処理を、彼らは非人を使って行うのですが、

そこで処理された無数の無縁仏を弔ったあとが、

それらの 五輪塔 だというのです。

(時代背景で、「非人」という現代では差別用語を使用しましたが、

そのような時代もあったことを隠すことは、逆に差別の歴史隠蔽で

あると思います。この時代は、貴族社会しか人間として扱われない

時代なのです。現代は、誰でもお金と名声があれば「おもちかえり」

ができる～「令和の時代」ですが。・・・めいてい君)

　（貴族の住む）　 都は清浄な世界 で、

～ ケガレは見えないように ～～～、

触れないようにする為に ～～～

働く多くの人たちの 、～～～

われわれには想像もできないような凄まじい世界 と、

ひとにぎ　　　　　　　　　　　　みやび
一握りの人たちの～あの 雅な世界 ~

が隣接して存在する

京都盆地、～～～そうした景色抜きには～

浄土教 も考えられないようです。

　同じ仏教圏といっても～

日本の 阿弥陀仏信仰 は特殊な位置にあるようですが、

多少は私たちの潜在意識にある死生観の原点に

触れたような気持ちで昨日は帰宅した次第です。

　日本の国は、学べば学ぶほど興味がわき、

これからさらにどんな世界が見えてくるのか～

楽しみです。

友人：「エディン薔薇」さんから

伊勢物語の数句を送っていただいてから、

そっちの方で夢中になっています🥰。

　おかげさまで迷子になりながら

平安時代をさまよっています。

　いただいた句の中で言うとやはり、

老いぬれば 、、 下記*注

が一番先に心に張り付きました。

　ただし　　　二人して、、～～～を　

男性側の唄として読んで大笑いしました。

　若い頃は～歴史上の人物など～

自分とは無関係の人たちと思っていましたが、

歳をとるごとに身近に感じるようになり、

ましてや、人を思う心は～

いつの時代も皆同じなんだなあ、と、、、。

　いつも面白い話を～～～　

ありがとうございます。

下記* ）

　「老いぬれば　さらぬ別れも　ありといえば　

　　いよいよ見まく　ほしき君かな」・・・母親

　「世の中に　さらぬ別れの　なくもかも　

　　千代もとなげく　人の子のため」・・・子供

★

友人： 「 めいてい君」から

　このコロナ禍で「 3密 」という

「密にしないという３つのルール」が

世間を支配している。

　　＊＊＊＊＊＊＊＊

１. 密閉空間（換気の悪い密閉空間である）、

２.密集場所（多くの人が密集している）、

３.密接場面（互いに手を伸ばしたら届く距離での

　会話や発声が行われる）

　これは、 ソーシャルディスタンス を保つことだ。

　　＊＊＊＊＊＊＊＊

　さて～実は WIKIPEDIA で調べてみると

本来的な意味では～～～

「 3密 」は「密教」では「五輪塔」に関係している。

成仏するためには、「身密」、「口密」、「意密」の

３つの行いが五輪塔に秘められている。

　これらは、

１．身密＝手に印を結ぶ。

　　五輪塔は胎蔵界と金剛界の大日如来の印を結ぶ。

２．口密＝口で「真言」「陀羅尼」をとなえる。

　　五輪塔に真言を彫ることにより、死者が真言を

　　となえる形になる。

３．意密＝心を集中して「三摩地」の境地に入らせる

　（座禅をすること）。

五輪塔は宗派を超えて成仏できる という、即ち、

　胎蔵界曼荼羅の解釈から阿弥陀仏の極楽浄土と

大日如来の密厳浄土は本質的には同じものであり、

釈迦や弥勒菩薩、毘廬遮那仏など他の仏やそれぞれの

浄土も本質的には同じものであり、

往生と即身成仏も本質的には同じもの～という。

　五輪塔の円形＝水輪は胎蔵界の大日如来の印を表し、

三角形＝火輪は金剛界の大日如来の印を表している。

　これは五輪塔が五大に加え空海が『 即身成仏儀 』

に書いた識大をも併せ持つ六大の意味を持つ。

　識大とは仏と一体になることを意味し、

成仏することを意味する。

　2つの印を結ぶということはまた、

五輪塔が

金剛界 （「主体」＝大日如来の智慧がダイヤモンドの

　　　　ように固い悟りで、何ものにも屈しない：

　　　　金剛頂経の経典に書かれている28種類の曼陀羅

　　　　のうちの９つの曼陀羅を１つに纏めた金剛界曼荼羅）

WIKIPEDIAから

　　　　　　　　と

胎蔵界 （「客体」＝「大悲」悟りの中心の大日如来

　　　　に向かい収束：409体の仏が12のグループ）

WIKIPEDIAから

の

2つの曼荼羅を併せ持つ立体曼荼羅

（両界合わせると一つの宇宙）で

あることをも意味する。

　呆け頭の小生は～五輪塔の考えを越えた＝成仏

（五→六）・・・故人が極楽浄土までの賽銭＝

六文銭～が必要である～と言う考え→真田家の旗印

～だと勝手に思っている。

　戦陣に立ち、死をも恐れぬ真田武将は 「六」 という

真言宗の考えが支配していたのではあるまいか。

感知能力 でも 視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚 の五感 を

越えた「 第六感 」が人間にあるではないか・・・。

　真田家旗印は 単なる「六文銭」 という金銭感覚ではない。

しきだい
　密教では認識作用の  〈識大〉  を加えて

〈六大〉 とし， 一切万有･全宇宙の構成要素 とする。

　われわれは、「六文銭」を旗印とした真田勢を

「交換手段」でみることは間違いであり、

「全宇宙」 を掲げる無敵の軍勢なのである。

（歴史の真実は～真田家は真言密教を最重要視していた!？

　～～～小生は神道派？なので仏教に疎いのです。