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2007.02.09
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カテゴリ: RESET[伝説継承の章]
つかの間の安らぎだった。

しかし、ここは紛れも無く危険地域のど真ん中。
先ほどの男にしろ、キルの増発にしろ、いいネタはない。
サクは、セータが言ったことを深く考えた。
どういう風に人をとるかは人それぞれ。
サク自身の悪かった部分が、ここでは通用する。
でも今はサク自身が変わって、善の心を開いた。
そう考えれば、セータの気持ちに通じるものが見えてくるように思えた。
しかし、一度仕掛けたら、後には戻れないし、失敗も出来ない。


とにかく、取引元「ドン」からの使者ともいわれる
あの男を追跡しなければならない。

サク:「とりあえず、さっきの奴を追って見よう、そこで判断する」

セータ:「…うん」

イオンも、

イオン:「使える時は言ってくれ、ノーマル男にさ」

サク:「ああ、そうだな、その時が来たらなあ」

追跡はたいしたことないが、問題は、あの男の早さだった。
並の人間ではない早さで追い付く事は不可能だ。
後は着いてから事が起きていないことを祈るだけだ。

サク:「こんなときはキルの機能がうらやましいなあ、セータ」



サク:「ばかいえ、もうすでにやってるだろ」

追従がないだけで、軽い詮索は勝手にしてしまうのがチップの性分。
それだけでも普通ではないのだ。
5キロ位走っただろうか、ようやく、男のいると思われる建物に着いた。
古びた、今にも潰れそうなビルだ。



サク:「はいるぞ」

サクが先頭に入って行った。

サク:「ノーマルは真ん中だな」

イオン:「名前を言えよ、クソチップがあ」

サク:「それでもいいさあ」

イオンは、サクが物凄く変わっていると悟り、
以前とは比較にならない程、頼れる存在だった。でもやはり、
口が悪いのは変わらないみたいだが。
セータがビルに入った瞬間、扉がバタンと閉まったのである。

サク:「気付いてやがる、しかも、攻略も考えてる」

セータ:「そんな奴、相手になるのか?」

サク:「さっき、おまえらに会う前に、会った事は会ったんだが、
あれで半分以下だったんだなあ」

セータ:「何が?」

サク:「えっ、あの男の力量って言うの?能力か、なんかがなあ」

セータ:「はっきりしろよ、サク」

すると、天然に感じたイオンは、

イオン:「お前、怯えてるんだろ?」

サク:「…」

図星だった。サクには得策がなく、格闘もおそらく下だ。
セータの気持ちを知ろうという強いやけっぱちが、
先走ってしまった。後先の事も考えず。

セータ:「分かることは、こっちに来るかどうか、だな」

廊下を進んでいくと、人の気配はする扉と、反対側は無反応な扉。
2つ同時に一斉に開けた。
セータとイオンは反応しない部屋を探り、奥へと入って行く。
サクは、必ずいると思われる部屋の奥にはいると、目にしたのは、
小さな黒い箱が散乱し、あの男の衣類が見つかった。
黒い箱が気になるが、今は男の消息が優先。
更に奥に行くと、外を向いている椅子に誰かが座っている。

サク:「誰だ?」

返事がない椅子に向かって手を伸ばした。

サク:「……!」

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Last updated  2007.02.09 10:20:09
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