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A氏 :朝日新聞の連載コラム欄「 スポーツと体罰 」は 13日目の今日 の宗教学者 島田裕巳 氏の「 監督崇拝をやめ選手中心に考えて 」というコメントを最後に連載終了となったね。
私 : 島田 氏は、以前から部活動が監督を中心とした「 ムラ社会 」とかカルト集団のような 閉鎖性 を持つこと指摘していたが、監督に絶対服従の一種の 洗脳 だね。
こないだ問題になった 大阪市立桜宮高 の生徒の一部が学校に断りなく、 橋下市長の指導者総入れ替えに反対 するような記者会見をしたが、 生徒自身がすでに洗脳 されているような気がしたね。
A氏 : 島田 氏は、 退部 は共同体からはずされることで、一生の問題になるという。
私
;最近、 桑田真澄
氏が体罰問題でよくテレビに登場するね。
桑田氏は、今年1月、 東大野球部のコーチ
に就任したそうだ。
この 桑田
氏の 中学時代
は、 島田氏の指摘と違うね
。
まず、彼は、小学校時代、勉強もせず、野球をしていたが、その野球も体罰野球だから挫折する。
中学に入ってから 母親
から「 このままじゃあ、人生だめになるよ
」と言われる。
自己責任
の追求だね。
そこで「 高校はPL学園に行き、甲子園で優勝し、早稲田大学に行き、そしてジャイアンツのエースになる
」という目標を立てる。
A氏 :大学以外はほぼ目的を達成しているね。
私 :しかし、簡単な道のりではなかった。
中学校に入ったときは、同級生が230人くらいいたが、 成績はビリ
。
練習が終わると 夜9時
になる。
それから 毎日30分
勉強をちゃんとやる。
授業中は一度も寝たことはないという。
野球と同じで授業に集中した。
宿題は休み時間や昼休みにした。
ついに学力ではトップクラスを維持するようになる。
野球も中学生の時にぐんと伸びる。
桑田氏は野球よりも「 努力することの大切さ 」は勉強から学んだという。
A氏 :次は PL学園 入りだね。
私 :それが簡単にいかなかった。
中学生の時に野球部に入り、 準硬式野球で大会制覇
をしたので、 PL学園から特待生
で来てほしいという誘いが来た。
ところが、 別の高校
では桑田氏がくれば、 他の野球部員を全部
まとめてとってやるという。
PL学園は全国区だから、桑田氏だけほしい。
先生は、たくさん部員をとってくれるその別の高校を選択したいから、 桑田
氏の PL学園入学はダメ
だという。
反抗する桑田氏に「 友情がないのか
」という。
PL学園
に入るのが長い夢だったと言っても先生は絶対許してくれない。
A氏 :まさに「 ムラ社会」 だね。
私:
彼は偉かったね。
この「 ムラ社会
」から脱出する選択をした。
父親の了解を得て中学3年の3学期に 隣の中学に転校
し、そこから PL学園
に入学出来た。
PL学園
に入ったとき、最初、練習時間は 9時間
だった。
高校1年
で優勝したとき、桑田氏は監督に「 練習時間を 3時間
にしましょう
」とお願いした。
監督は甲子園で一番多く勝っている監督と言われた 中村順司
氏だ。
「もし、今度、優勝しなかったら、もとに戻してもいいです」という桑田氏の説得で、監督は 全体練習を 3時間
として、後は個人がやりたいランニングとかバッティング練習をするようにした。
A氏 :監督も偉いね。
私
:体調が悪い人は休養するということになった。
「 自己責任
」、「 自主性
」の確立だね。
これがこれ以後、 PL学園が圧倒的に強い原因
になったという。