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2005年05月13日
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カテゴリ: 映画


国威高揚・国策映画のように思えるのだが、味わい深い良い映画。
ともかく、少女達が「けなげ」なのだ。
脚本(黒澤明)にも工夫がある。

一番美しく

第二次大戦末期の昭和19年、女子挺身隊として徴用を受け、軍需工場に働く少女たちの日々を描くヒューマンドラマ。
臨時増産計画として、男子は2倍、女子は1.5倍の目標が示されるが、
少女たちは「もっと目標を高くしてください」と願い出る。
当初は意気軒昂だった少女達だが、様々な困難が立ちふさがる。

もうなんというか、少女漫画の王道。
しかも「悪人」がいない中で、話が盛り上がる。
主人公が「徹夜」で作業する辺りへの伏線も上手い。
それと音楽の使い方が、いかにも黒澤。

なぜか途中に意味不明のカタカナの大写しがある。
「タテヨミ?」←2ちゃんねる
※第二次大戦の玉砕・激戦地とのこと。

それにしても女優陣の顔が丸い。
撮影当時の栄養状況は意外に良かったのだろうか。
実際に合宿生活させながら撮影したというエピソードがある。



実際の日本では、熟練工を戦場に追いやり、工場で女性や子供を
働かせたことが結果的に生産品の劣化を招いた、という
指摘があることもちょっと触れておこう。

あと生産性向上の方法が「精神論」に偏っているとか
伝染性の病気の疑いがある人は隔離しなくちゃいかんとか
生真面目な指摘も一応しておこう。

あと私は政治的には偏っていないと思う(特に「右方向」には)



最近は、読んだ本がつまらないとか
料理がまずかったとか
見た映画がつまらない云々、なんか「ハズレ」てばかりだったが
久々に良い映画を観たなあ。

でも世間一般の評価は低い。
6、6.4、5.6
左から「みんなのシネマレビュー」「映画批評空間(10点満点に換算)」「IMDB」

TUTAYAの半額レンタル週間。
黒澤作品、続きます。







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最終更新日  2005年11月25日 11時19分32秒
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TBさせてくらさい。  
カゴメ さん
お邪魔してます。

>あと生産性向上の方法が「精神論」に偏っているとか

当時、生産性向上の為に深夜まで精神訓話や勉強会をやって、返って疲労が溜まったりした事例も多かったらしいです。それと、意外に知られてないけれど、“サボタージュ”も慢性的に増えていて、こういった“戦意昂揚作品”の必要性を軍は痛感していたらしいですね。
ただ、ご指摘の通り、

>あと私は政治的には偏っていないと思う(特に「右方向」には)

であって、監督は実に上手に軍部の意図を逆手に取ってますね、これ(笑)。

私の記事、トラバさせてくらさい。

(2005年11月24日 17時15分24秒)

Re:TBさせてくらさい。(05/13)・カゴメさん  
王道名なし  さん
>当時、生産性向上の為に深夜まで精神訓話や勉強会をやって、返って疲労が溜まったりした事例も多かったらしいです。

実戦経験の無い軍人って、精神論に傾くみたいです。

>それと、意外に知られてないけれど、“サボタージュ”も慢性的に増えていて、こういった“戦意昂揚作品”の必要性を軍は痛感していたらしいですね。
>監督は実に上手に軍部の意図を逆手に取ってますね、これ(笑)。

黒澤、徴兵されてないんですよ。
これには、あれこれエゲツナイ裏話があるようです。

>私の記事、トラバさせてくらさい。
こちらからも後ほどトラックバックさせて頂きます。
(2005年11月25日 03時34分25秒)

カタカナについて  
けんご さん
 途中の意味不明?のカタカナの大写しは 旧日本軍の南方で玉砕のあった島々の名称のことですよ。   たぶん掲示板に貼り出されているという設定でしたと覚えています。 彼女達が、厳かに頭を垂れておりましたよね。 (2005年12月07日 22時50分14秒)

Re:カタカナについて(05/13)けんごさん  
王道名なし  さん
> 途中の意味不明?のカタカナの大写しは 旧日本軍の南方で玉砕のあった島々の名称のことですよ。
たぶん掲示板に貼り出されているという設定でしたと覚えています。 彼女達が、厳かに頭を垂れておりましたよね。

おお、ありがとうございます。
アッツ島とか、そういうのが書いてあったのですね。
再見するとき確認してみます。
(2005年12月07日 23時17分00秒)

あの鼓笛隊  
けんご さん
そうです。 南方の島々ですね。   あまり、聞き覚えのない島々なのが いかにもリアルタイムを物語っていますね。   あと あの映画の中で出てきた曲の数々にご関心があったら九段下の靖国神社の遊就館という建物の中の販売コーナーでCDが売っていますよ。 戦時歌謡・軍歌のCDとしてね。  今の飽食の時代の観念からのみあの映画を批評する向きがありますが、(他のサイトで) まるでそれが現代人の物を語る免罪符のようにして。  なにか、違和感を感じる…。そういう見方に対して…。 なにか冷たいような 傲慢なような… (2005年12月08日 22時47分03秒)

Re:あの鼓笛隊(05/13)・けんごさん  
王道名なし  さん
>そうです。 南方の島々ですね。   
あまり、聞き覚えのない島々なのが
いかにもリアルタイムを物語っていますね。

戦史の本など、割りと読んでいるはずなのですが
さっぱり分かりませんでした。お恥ずかしい次第。
DVDで見たのですが、字幕説明も無く・・・

あと あの映画の中で出てきた曲の数々にご関心があったら九段下の靖国神社の遊就館という建物の中の販売コーナーでCDが売っていますよ。 
戦時歌謡・軍歌のCDとしてね。

なるほど。こんど近くの図書館のCDコーナーを見てみます。

今の飽食の時代の観念からのみあの映画を批評する向きがありますが、(他のサイトで) 
まるでそれが現代人の物を語る免罪符のようにして。なにか、違和感を感じる…。そういう見方に対して…。 
なにか冷たいような 傲慢なような…

1944年の映画ですよね。
そういう時代背景や思想的側面を超えて、
一本の映画として、語弊はあるかもしれませんが「面白く」みた作品です。
(2005年12月10日 00時48分56秒)

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