ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2015/08/15
XML
テーマ: 癌(3550)
カテゴリ: 癌治療情報
朝日新聞 2014年12月30日の記事です。




      ◇

 私も入院中、患者仲間の言葉に救われました。1人じゃないと分かり、勇気をもらえるんです。私の経験が少しでも役に立てたならうれしいです。

 「卵巣と子宮を残す方法」「ライブ出演に間に合う治療」を希望し、複数の医療機関で意見を聞きました。結果的に卵巣や子宮を残す道はなかったけれど、納得して病院を選びました。

 ただ、(良性と悪性の中間に分類される)境界悪性腫瘍の可能性に触れてもらえなかったのは残念でした。手術前の画像診断では悪性とされていましたが、それでも良性と悪性以外に「境界悪性」があること、その場合の治療方法を教えてほしかった。「もし知っていれば」と術後にもやもやした気持ちが残ってしまいました。

 「病気を知ることができた」と、男性からの反響もありました。卵巣腫瘍は見つかりにくい病気。体の異変に気付いた奥さんや恋人に「ちゃんと病院に行って」と声をかけてくれる男性が増えてくれるといいな、と思います。

 婦人科のがんになり、職場などで中傷に苦しむ女性からも感想が寄せられました。中傷や偏見は、がんを知らない人からうまれるものだと思います。風邪なら偏見はないでしょう。だから、がんのことをできるだけ伝えていければいいと思うんです。2人に1人はがんになる時代。伝えることで周りが変わっていくんじゃないかな。

 私は、(せい(性)行為と関係するなどの)誤った臆測が広まり始めたので病気のことを詳しく公表するようにしました。信頼できる身近な人に伝えることから始めれば、助けてくれる人がきっと出てくる。

 来年はデビュー10年を迎えます。病気になり、仕事をやめる選択肢もありましたが、応援してくださる方がいるから続けました。新しい出会いも多くあり、「継続は力なり」を実感します。来年は感謝の気持ちを込め、新しい自分を見せたい。歌やギター、舞台にも挑戦したいと思っています。


写真:来年はデビュー10周年。思いを語る麻美ゆまさん=東京都渋谷区
2690(ゆま).jpg




>複数の医療機関で意見を聞いたけれども、良性と悪性の中間に分類される
>境界悪性腫瘍の可能性には触れてもらえなかったのは残念でした。

 複数の医療機関に意見を聞いても限界があるのはそのとおりですね。

 私は、残った腎臓ごとの摘出手術で覚悟を決めて臨んだ二つ目のセカンドオピニオンで粒子線治療の可能性を教えてもらうことができました。でも偶然です。違う医療機関に行っていたら、やはり透析をしたうえでの残った腎臓ごとの摘出手術をしたでしょう。

 このように限界はありますが、やはり複数の医療機関でセカンドオピニオンを受けることは大切だと思います。それとネットに色んな情報が載っている時代、ネットの力を借りることも重要だと思います。


よろしかったらぽちっとお願いします。

にほんブログ村 病気ブログ がん 闘病記(現在進行形)へ
にほんブログ村





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018/09/20 06:30:07 AM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ワルディー・ヨーリョ

ワルディー・ヨーリョ

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: