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2011.12.02
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カテゴリ: カテゴリ未分類
加藤周一が亡くなる。
 ほんとはお悔やみをいうより、ごくろうさまでしたといいたい心境。

 ちょうど学部生だったころ、岩波新書ニンゲンだったころに「羊の歌」「続羊の歌」を愛読した。
 シュバイツアーとフランソア・モーリアックとの対比に触れた箇所につよい印象をうけた。
 それは、たとえば宮田光雄の語ることとは反対であり、そんなことを自分でモンダイ設定して考えるということが、いまになってみればきわめて有益だったと思う。

 きわめて理知的なひとで、恋愛は、唾液の接触にはじまって粘液の接触でおわる、などという辛らつなことも綴ったが(その真偽はわたしには、いまだにわからぬ)、横光利一をやりこめたことなどちょっとやりすぎだったかも。
 後年、横光をじっさい読むまで、わたしは横光を誤解していたような気がしていた。

 羊の歌は、あの時代の知識人の履歴書のような雰囲気も伴っていた。
 それ、貸してしまって戻ってこず、全集にふくまれているのに再購入していない(ほかの全集は定価で(!)二冊購入した)。



 ニホン文学史、拾い読みしかしてないか。

 博識で鋭い考察にみちていたが、それでも、究極のオリジナリティに欠けていたようにも受け取れるのはなぜか。

 とにかく、こんな安易なメモではしかたがないと思うが。

 そうそう、三十年まえに岩波講座「文学」に発表した「文学の擁護」にはおおきな影響を受け取った。
 これもいつか、語ってみたいことである。


(06 of December, 2008)





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最終更新日  2011.12.02 12:40:28
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