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去年の今頃は、お風呂のお湯の温度を、ほとんど水に近いくらいにして入っていました。そうでもしないと、からだ中の皮膚がカァッとして、どうにもしょうがなかったからです。ずっと漢方の薬草風呂に入っているので、薬草の成分を効率よく出すために、まずはなるべく高い温度でお湯を入れるようにしています。これを、私が入るときに水でダァ~~~~っとうめて、浸かると「さぶっ」というくらいにするのです。ちなみに、家族のお風呂に入る順番は、私、父、母と決まっているので、まずせっかくの熱いお湯を私が冷たくうめてしまい、続いて父が追い炊きで熱くし、最後に入る熱がりの母がまた水でうめて入ります。不経済かつ環境にも悪い方法だとは分かっていますが、背に腹は代えられませぬ。。一応、罪悪感だけは、持っとります。皮膚の状態が悪くなると、「水風呂」に入らざるを得なくなり、今年も夏ごろはずっと冷た~くして入っていました。それは去年も今年も同じなのですが、今年は10月の中旬頃から、しっかりと温まりたいと思うようになり、かなり熱めのお湯にしっかりと浸かれるようになりました。皮膚が熱の刺激に耐えられる程度にまで、回復してきたということだと思います。私は冷え性なのに、温かいお湯に皮膚が耐えられないために冷水に浸からねばならず、からだが冷えてしまうという状況でした。お風呂から上がってからも、ぽかぽかするのと常時に皮膚はすぐ乾燥してくるし、からだが今まで温まることによって、またいろいろと大変ですが、これも少しずつよくなっていっている過程なのだと思います。一方、からだの「冷え」のほうも、数年前からと比べると、少しずつマシになっています。寒がりであることには変わりありませんが、寒がりようがずい分マシになってきました。これは、ひとつには体重が戻ってきたことが原因としてあると思います。また、まだまだではあるけれども、内蔵機能も以前よりはマシになっているのではないかと思います。ま、からだのなかの、いろいろ不快な症状については、日々感じることがあるのですが、今はなかなか書ききれていません。。自分の歩いているところを上から俯瞰すれば、グルグルと同じところを回っているように見えて絶望的な気分になるときもありますが、ふと横から見てみたら、グルグル回りながらスパイラル状に上に進んでいる、なんてことはないかなぁ。_____________________________________昨日の晩ごはん・太刀魚の塩焼き・水茄子とスクナカボチャの煮物・インゲンの胡麻和え・小かぶの浅漬け
2005.11.03
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大根と鯖のこうじ漬けの第2弾が出来上がりました。 このこうじ漬けは、石川県の郷土料理で「大根ずし」と呼ばれるものだそうです。前作で家族の口に合うということが分かったので、今回母は作る量を増やし、大根6本分作りました。こうじを発酵させるのに炊飯器では足りず、久しぶりにオーブンの発酵機能を使用。私のアトピーがひどくなるまでは、母はパン焼き狂いでした。仕込んだ翌日、祖母の見舞いに母の実家の方へ行くと、主を失った畑にちょっと細身の大根がニョキニョキ、放置状態。第3弾も作ることに。。我が家はただいま、この大根ずしだらけです。参考にしたレシピを書いておきます。「大根ずし」のレシピ◎材料大根2~3本(少し細目がよい)人参1本昆布10センチ程度しめ鯖(1匹分片身2枚)←安いときに作ってストック乾燥米こうじ(360g×2パック)柔らかめに炊いたご飯(茶碗4杯)塩150g(我が家では3分の2~半分量にしている)トウガラシ 少々◎作り方1.大根を塩漬けする。皮を剥き、厚さ2~3cmに切った大根の真横に切れ目を入れる。大根を横に並べ、塩を振って漬ける。重石をして4~5日置く(水がたくさん出る)。2.漬け込み用のこうじを準備する。ボールに柔らかめに炊いたご飯を入れ、乾燥米こうじをパラパラと加えてよく混ぜる。発酵を促すために、これを炊飯器に入れ「保温」にして温める。だいたい60~70度くらいになるよう、保温を入れたり消したりして調節しながら、時々かき混ぜて、ふわっと独特の香りがしてドロドロになってきたら、冷ます。(様子を見て、ぬるめのお湯を少し足したりして調節する)3.たるから上げた大根をざる等に入れて、少し水分を切っておく。4.しめ鯖を薄切りにする。昆布は乾燥したままキッチンバサミで出来るだけ細かく切っておく。人参も千切りにしておく。5.大根の切れ目に鯖を入れ、こうじをこんもりと上に載せる。その上に人参、昆布、トウガラシを適当にのせてたるに並べていく。6.重石をして4~5日おいたら完成。※塩加減は、味の好みによりますが、「大根の塩が上がるギリギリの量」が最適、というのが我が家の結論。初めのうちは、こうじの甘みが勝った味ですが、次第に少し酸味が出てきて、塩気を感じるようになるので、最初から辛くすると、たくさん食べられなくなります。※大根の厚みは、塩漬けで薄くなるのと、噛み応えがあるほうがおいしいという理由から、「厚すぎ?」と感じるくらいがちょうどよいです。*今日は眼科の診察日。1週間前の予定でしたが休診でズレため、今日は殺人的な込みようでした。左目の近視がより進んでいましたが、手術してくださった先生によると、あなたは元々左の方が近視が強かったりということがあったので、これくらいの方がいいでしょう、ということでした。異常ではないのですねと念を押して聞くと、奥の方もきれいし問題ない、まだ若いので片方はこれくらいの方が、年を取ってから楽だと思う、ということでした。近視が強かったりの「たり」の含みがポイントだと思いますが、眼科的に問題ないと分かって、ほっと一安心しました。さっそく明日、近所の眼科に行って、眼鏡の処方箋を作ってもらうつもりです。今週は、火・木・金・土と病院です。。
2009.01.16
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最近、ステロイドの塗り薬を使う頻度が半分になってから、皮膚全体が鳥肌っぽく、あちこち痒くなります。が、皮膚の表面が壊れることは全くありません。ステロイドを使い出すまでは、毎日ものすごい量のコナとカワを生産して、それをかき集めるたびに、ウズタカシウズタカシと頭で唱えていましたが、そういう状態は、クスリを使い出してすぐに治り、一度も逆戻りしたことはありません。母によると、クスリを使うよう医師に薦められて、しばらく頑なに拒んでいた時に、若センセに「使った人の中には、この10年はなんだったんだろう、と言う人もいます」と言われたということですが、記憶にありません。。というか、それって、私の心の中の言葉じゃないの?と思ってしまいます。だいたい、ステロイドを使うことに懐疑的な気持ちが、そういう言葉で納得できるものではなく、そんなこと言われても…としか思わなかったような気がします。でも、まさしく、「なんだったんだこれまで」という思いです。とはいっても、それはすっかりよくなって、これまでを振り返って思うというのとは、少し違います。よくなればなるほど、これまでいかにに悪かったかが分かり、これまで自分が、ちょっとましになればあれができるんだとか、怠けてるみたいで家族に悪いなとか思って生きてきたのは何だったんだと思うし、これまで辿ってきた道をなかったことにはできないので治るまでにもたくさんの時間がかかり、すっかりよくなるのが難しかったりする、その限界を感じたり、からだがよくなっても時間は戻らず、どうにもしようがないことがあることを、改めて思い知らされたりするときに、そのような気持ちになります。アトピー性皮膚炎の治療については、標準治療が示されてもなお、いろんな立場があり、医師でさえ対応がまちまちで、患者もいろんな考えの人がいますが、私個人のこれまでの経験から言うと、ステロイドを使わずに治すということが言えるのは、症状がその程度のものでしかない、ラッキーな場合だということです。先月の診察で、先生がIgEについて、皮膚をいい状態に保ち続けていると数値も落ち着いてきますね、というようなことを言われた時、私がいい時や悪い時にいろいろ迷ったり気持ちが揺れていても、この先生は最初から忍耐強く冷静に見ていたのだなあと、ありがたく思いました。成人のアトピーで、これまでの治療でこじれきっている人は、よくなるのに何年もかかり、それをずっと辛抱強く診て結果で納得させるのは、一時的な情熱ではなく、冷静な忍耐強さが要ることだと思います。叔母に以前、「あんた、それ(今の先生に診てもらえるようになって治療が続けられること)を、当たり前と思ったらあかんで」と言われたことがありますが、ホントそうだなあと思います。前に、同じ病院で診てもらっていた先生は、その時はいいセンセだと思っていたけど、今改めて振り返ると、長いスパンで患者を診るという経験が少なく、一時的な情熱がすぐ醒めて次々に興味のある事柄が変わり、その対象にならない患者には、関心が薄くなる人のようでした。今は、化学物質過敏症の治療を謳って、開業しています。私は少し前から、皮膚の症状は、所詮からだに起こっていることのほんの一部が表面に現れているだけだという気がしています。22年間ずっと飲んできた薬が、皮膚の悪化や体調の不調に、全く関係なかったとは、やはり思えないからです。そういう意味で、まあ、からだに悪い物をなるべく遠ざけて生活できれば、それは悪いようにはならないとは思いますが、正直、化学物質過敏症という概念自体に疑問を持っています。化学物質以外の物質ってなんなのかとも思うし、現実的にこの社会でそういうことを突き詰めていって幸せになれるのかということもギモンだし、そういう物質が具体的にどういうメカニズムでからだに悪さをしているのかという説明が乏しいようにも思うし。。皮膚が悪くなったらまずは火消しをしないと、仕方がない。皮膚科でできることは、そういうことなんだと思います。体質を改善するとか、根本的な原因を探ってそっちから解決するというのは、その後でやるべきことなのだと、思うようになりました。
2010.06.09
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