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今日も残暑厳しい一日だった。
9月とは思えないくらいの陽射しを受けた白い舗道
その真ん中に キラリと光るものがあるので
近づいて見ると、、、かすかに透明な羽を動かしている とんぼだった。
そぉ~っと持ち上げてみたけれど、、、もう飛ぶ力は残っていないみたい。
このままここにいれば、夕方の人通りの多い時間に踏まれてしまうだろう。
それじゃなんだか 可哀そう・・・
ふと、見ると、舗道のわきに大きな観葉樹のの植木鉢がある。
そこには土があるので、その上にそぉ~っと、のせて来た。
暑い夏だったね
君の薄い羽も焼けてしまいそうな、、、夏だった
君は精一杯生きたんだね
誰が何と言おうが、、この夏を生きて、生きて、生き抜いた
確かに この夏、君は生きていたんだ
この大きな観葉樹の植木鉢
それが、君のお墓
永遠の眠りについた場所
やがて、、、君は土の一部になるんだ
君の身体が肥料になって、植物と同化して 植物を成長させる
暑い、暑い夏だったけど
君がいたこと、、、忘れないよ、、、絶対・・・